響子ちゃんから、
「はいはい。
五代くんが私の事を好きなことは良く分かってるよー」
と呆れながら言われていたが、
それでも当時のあたしは、
自分の感情の1/3も伝えられていない気分だった。
純情な感情は空回りしていたのかもね。
そりゃ、
響子、そっこーで他の男と浮気しますよね。
彼女は、愛されるよりも愛したいタイプの女性だった。
そんな彼女に毎日女々しいぐらいに、
好きだー
愛してるだー
と言い過ぎていたあたし。
だから自分が悪い。
響子が浮気したのは、
彼女の問題でなく、
あたしの方に問題があった。
当時のあたしは最終的にはそう結論づけて、自分を納得させた。
愛しているという気持ちは、
相手に1/3ぐらいで伝えることが、ちょうどいいのかもしれない。
1/3の感情を伝えることが、
愛の黄金比率なのかもしれない。
そう思い、
響子ちゃんの後にお付き合いした女性達には、
あたしは普段から愛の言葉は囁かないようになりました。
じゃあ、いつ、愛の言葉を囁いたか?
1/3の感情はどこで伝えるのか?
答えは簡単ですよね。
そう。
あたしが愛の言葉を囁くのは…
愛のあるセックスの時とピロートークの時の
ここ一番の時だけである。
くぅ〜!!
かっちょいいね〜!!
五代くん、おっとこまえの男になったね!!!
それなのになんで響子以外の付き合った女性にもすぐフラれちゃうんだろうね!!
その原因は一切分かりませんが、
これからもこの1/3の愛の黄金比率は、
崩さずに生きていきたい。
そのように思います。
で、
ここからはいつも通りパチンコの話。
それでは、パチンコにおける1/3とは?
避けては通れないこの話題について
とうとう触れましょうか。