五代日記第百五十八話♪



で、この日は、店長と前回日記にしたパイセンとあたしの3人が出勤していた日。



この日も例にたがわず、
お客が1組もおらず、3人でお喋りをしていました。




店長
「今日もお客来そうにないね。」




パイセン
「暇だと時間経つの遅いですから、1組でもいいから来て欲しいですよね。」




五代
女の子とイチャイチャしたい。」




店長
「そう言えばパイセン君、エヴァ4打った?」




パイセン
「あーまだ打ってないんですよ。
 今回突当たりっていうのがあるらしいですね。」




五代
「今度、風俗に突当たりしてこようかなー。」




店長
「でも今は慶次が大人気だよね〜」




パイセン
「こないだ僕、オスイチで15連ぐらいしましたよ。」




五代
「今度、風俗2連チャンとかしてみたい。」








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店長
「…おい、クソ五代よ、
 そんな若い歳から風俗行くとか、キミはバカなんじゃないの?」




パイセン
「ほんとバカだよ。
 風俗行くぐらいだったら、合コンとかナンパとかしに行けばいいじゃん!」




五代
「そういう面倒くさいことはしたくありません。
 お金で解決することが一番合理的です。」




店長
「まぁキミの人生だからどうでもいいけど。
 ところで五代はさ、パチンコとか打たないの?」




五代
「全く打ったことないですね。」




パイセン
「競馬とかギャンブル好きなんだから、
 パチンコも好きになるんじゃない?」




五代
「だってパチンコって全てはなんですよね?
 運に全てを任せるギャンブルって、何か気が進まないんですよねー。」




店長
「ふーん。そうなんだ。まぁどうでもいいけど。」




五代
「あ!でも!
 最近CMで流れている『合体したい…』とか言ってるやつ、
 あれはちょっと面白そうですねww」




パイセン
「アクエリオンね。
 じゃあ五代さ、今度一緒に競馬行く約束してたけど、
 競馬場じゃなくてパチンコ屋に行って、そのアクエリオンを打ってみるのはどう?」




五代
「え…マジですか…?」




パイセン
「なんかビギナーズラックで当たりそうだし。」




店長
「いいじゃん。連れて行ってもらいなよ。」






こんなやりとりがあって、
この後日、あたしは初めてパチンコ屋に行くことになったのである。



そこから先はいつも書いているとおりで、
これがきっかけで本日に至る。



ということはつまり、



あのアクエリオンのCM、



あのCMさえ流れなければ…











きっと自分は今ここにいなかったはずなのである。



たった一つのCMごときで、
その後の人生が大きく変わってしまうのだから、



人やモノとの縁というのは、
つくづく不思議なものであると感じます。



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