パチプロ!?高田日記
ネクターが表象する世界
『牙狼の勝ち方、教えて下さい・・』
ネクラさんが、家の近くまで迎えに来てくれるというので…
どうしても、家まで迎えに行きたいというので…
その言葉に甘える事にした。
パチンコ打ちに行くのに、
お迎えがあるなんて、俺は何様だろうか!?
ネロを一緒に打ちたいというので、
ネリ打ちする事になった。
さらに場所は、俺に任せるとの事なので、
色々と考えた結果・・
3円・出玉共有可能のお店に決める。
色々考えた
と言ったが・・
自分が楽する事だけを、色々と考えた。
近場のお店で、それなりに打てる台があるお店。
そして、共有出来る事。
何よりも、近いお店である事。
その結果、
ネクラさんの家から、片道1時間半(高速で)のお店になった。
軽い旅行ですね。
お疲れ様です。
その代わり、しっかり教えてやるよ!!
玉の出し方を!!
さらに俺は、
図々しく、もっともらしい理由をつけて…
『お店ではなくて、
家の近くに集合しましょう!!』
と言う。
そう言う。
そういう。
そういう俺。
これにて俺は、
送迎付きで、おパチンコに行く事と相成った。
なんともお偉いパチンコ打ちだ。
自分の足でパチンコ屋に行かないなんて、
どんだけ偉いんだよっ!!
だけど、たまにはいいよね。
いつもは苦痛の朝が、
とてもお気楽だ。
この日は、念のため開店前の並びに加わる予定だったが、
俺が、ちょっと寝坊したから、
着いた頃には、入場が始っていた。
しかも、結構な人が並んでいたので、
結構な焦燥感。
だが、店員さんの雄たけびに耳を澄ませば、
ここは、スロットの入場口だ。
びっくらこいた。
ここまで来てもらって、牙狼に座れないとか・・
ちょっと面目無さ過ぎる・・
パチンコ入場口に向かうと、
店員さんが一人寂しそうに突っ立っていた。
ちょっと急ぎ足で、牙狼の島に向かうと・・
先客は一人。
座りたかった角台は、
両方とも空いている。
なので、近い方の角台に座る。
ネクラらしい台選択。
出来るだけ動きたくない
というネクラの起源。
ヘソ釘しかいじらないお店なので、
ヘソ釘の大きさを見てみれば、
希望通りの大きさではない。
だが、ネクラさんの顔色を窺ってみれば、
なんとなく納得していそうな表情だったので、
俺はこう聞いてみた。
『どうですかね!?』
『全然いいですよ!!
いつものお店よりいいですよ!!
出玉関係は悪そうですけど・・』
それを聞いた俺は、態度を一変させて、
『まぁまぁ、いい店だろ!!』
と上からタカダになってみた。
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