この世は嘘や騙しで満ちている。
メディアをはじめとするネット社会などでは特に様々な情報が飛び交い
我らユーザーはそれらの情報の取捨選択を迫られる。
そしてこれらはネット社会だけではなく
パチンコ店でも同じ事が言えよう。
如何に打ち手に気づかれないように釘を調整して利益を上げるか。
パチスロにおける設定もそうだ。
更に言うと僕は信じたくないのだが
パチンコの遠隔操作だって身近であるのかもしれない。
そう考えると我々が生きるこの世に満ちる嘘や騙しは数えるとキリがない。
しかしこの世を疑い疑心暗鬼に暮らすなんて僕はしたくないし
嘘なんてつきたくない。
皆さんは「ルナリアの嘘と涙」という話を御存知だろうか?
1700年後期のヴェネツィアでの話だ。
ルナリアという一人の女性がいた。
彼女は真っ白で輝かしい肌と妖艷な容姿から、その御名の通りルナ(月の女神)と呼ばれていた。
当然そんな美貌に惹かれる男は後を絶たないのだが
ルナリアはこの美貌を利用して
男を相手に婚約・結婚詐欺を繰り返した。
輝かしいその容姿を利用し男を騙す。
騙された男は星の数程と言われ、月を囲む星々達。
なんとも悲しき夜空模様が描かれていた事だろう。
しかしそんなルナリアにも転機が訪れる。
1700年後期といえばイタリアではナポレオン戦争の真っ最中であり、
中でもヴェネツィアはオーストラリア軍に加担した事により
ナポレオン率いるフランス軍より宣戦布告を受けていた。
そんな中ルナリアは紆余曲折あり
フランス軍の兵隊相手に恋をする事になる。
しかし、その恋が実る事は無かった。
自分に恋をしている事を悟ったフランス兵はその恋心を利用し、
ルナリアを捕虜として捕らえたのだ。
そしてルナリアはその後
死を遂げることとなる。