ハンドルネームは:【オレンジライター】

予選H─3話
HN:オレンジライターさん
オレンジに出来る事in天下一





『ぁのぉ・・

MAXの方ですか・・??』


『えっ、なんてなんて!?

もう1回言って!!』




『いゃ・・

MAXの方かなぁ・・、って思って、

そのオレンジのポロシャツが・・』


『うんうん、

いいよ!!いいよ!!

このオレンジのポロシャツは!?』




『いや、

だから、その・・

MAXの方なのかなぁ・・って・・』


『うんうん!!

なるほどね、その着眼点はいいね!!

俺がMAXライターだったら、どうする??』




『えっ!?』


『これから、どうする!?』




『え・・』


『一応、明日までオフだけど!!

どうする!?

どうしたい!?』




『ちょっ…、

キモィ…』





私は、ナンパをした事がない。









オレンジ

※上記画像はハハオヤです
※上記会話はイメージです

ーーーーーーーーーーーー


私、オレンジライターは、

上記イメージ画像のMAXライターポロシャツを着て、パチンコ稼動をして、ユーザー様からの声掛けを待ちます。


100人のユーザー様から、声を掛けられたら、企画成功です。


『友達100人出来るかなっ♪』

って、ノリです。



実際の私は、そんな軟派な人間ではありません。


無理してます。

穴があったら入りたいくらいです。


というか、

穴に入っているから、ナンパとか出来ないのだと思いました。



ナンパの先に、穴がある事は知っています。

そっちの穴には、久しく入っていません。


結局、穴なんです。

人生




ーーーーーーーーーーーー




では、さっそく稼動に行ってみましょう。



人がたくさんいそうだからという理由だけで、整理券も持っていないのにグランドオープンのお店に向かいました。




開店前の並び、

人はたくさんいましたが、



意図的にパンチラを繰り返すコンパニオンのせいで、私の存在が空気になりました。



自分で思っているほど、私は目立っていないのかもしれません。

そう思うと、無駄に緊張していた自分が恥ずかしくなりました。



穴がないので、コンパニオンさんのスカートの中に、

そしていつかは、穴の中に入りたいと思いました。



開店時間をむかえ、

必死に空き台を探した結果・・







出口に立っているコンパニオンさんに、お辞儀をされる事になった。



『そのパンツ、見せパンですか!?

このオレンジ、どうですか!?』





もう、こっちを見ていませんでした。



空き台がありませんでした。

声掛けもありませんでした。

私の行動が穴だらけです。




凹んでいても、時間は過ぎて行くだけなので、

別の店に向かいます。




入り口目の前に、初代牙狼


店側がどういう意図で、この場所に設置しているのかは分からないが、

私は、この台に釣られました。


店長さん、おめでとうございます。



だが、

私も理性のある大人です。


冷静な判断は、まだ出来ます。

この企画から見て、このホールはあまりに不適合。







お客さんがいない。


ここから見える人は、

腰が浅すぎて、椅子から身体が半分はみ出しているおじいちゃん。


MAXの事知ってる率:2%





しかし・・





気付いたら、玉を飛ばしていた。


穴を狙って、玉を飛ばしていた。




すると、投資1500円目



画面暗転・・


擬似連もなく、

オープニング予告⇒

エンブレム完成なし⇒

レギュレイス⇒

エフェクトは青



無理だね。



これ、無理だ。

これ、無理だ。

これ、無理だ。


と3回言いました。


私、3回言いました。







回避


まさかの大当たりに、魔戒チャンスのオマケつき。



『どうっ!?

今の私、どうかなっ!?

さりげないボタン連打とか、結構イケテタと思うんだけどっ!!

きゃわいい女子、来ちゃったりしない!?』



と、周りを見渡すが、




さっきのおじいちゃんもいなくなっていた。





\(^o^)/



魔戒チャンスという、効果音・出玉共に目立つ事間違いなしのチャンスに、




観客ゼロ



慌てて、上に羽織っていたシャツを脱ぎ捨て、

オレンジを露にする。

オレンジアピールをする。

※オレンジアピール…

ドヤ顔を決めて、バックプリントの『だが、くぎがいい』を強調する行為。








見事に、人がいません。



\(^o^)/



場違い・無意味・KY・無力・あほう・自惚れ


アホウですよ、アホウ。

奥さん、アホウですよ。


わたし、アホウですよ。

愚の骨頂ですよ。




おじいちゃんのいなくなった今、私の存在を認知している人と言えば、

ドル箱交換に来る、マジメそうな店員のおっさんくらいだ。




場違い・無意味・KY・無力・あほう・自惚れ


覚悟の上で、

おっさん店員に向けて、ヤケクソ気味にオレンジアピール!!








綺麗な無表情だった。

表情に遊びというものが、全く無かった。



マジメですよ、マジメ。

奥さん、マジメですよ。


彼、マジメ。

皆勤賞ですよ。




楽しいはずの牙狼を、

店員さんから教わった無表情で打つ、オレンジライター。




それでも、ラウンドバトルは、

しっかりホラーバトルを選択する。


無表情でも、牙狼を楽しみたいという気持ちがある。




スケボー跳ね返す人の攻撃、かわしたよ!!

真っ白の大きな石像の攻撃くらいそうになったけど、指輪の人が弾き返したよ!!


ホラホラ、森のホラー熊だってさ!!!

ぬいぐるみじゃん!!

はははっ!!


ねぇ、見てよ、これっ!!

素体ホラーだってさっ!!


超弱そうじゃないっ!?

てかてか、超弱そうじゃない!?








孤独過ぎて、脳が溶けそうです。


\(^o^)/




私はこの先の惨めな道中について、考えを巡らせていた。



明らかに、目立つと思っていたオレンジ色のポロシャツ。


パチンコ打ちの憧れだと思いこんでいた、MAXライターという立場。



100人からの声掛け、

100人からの歓声、

100人からの悲鳴、

100人との握手、

100枚のサイン色紙


昨晩は、そういった絵を思い描いて、一人緊張していた。

サインの練習までしていた。




それが、このザマである。




そして、このレンである。

連


こんな所で目立っても、人がいなければ始まらない。



牙狼に座ってしまった事、

当ててしまった己のヒキ、

お客さんのいないお店、

自分のオーラの無さ、


その全てを呪いながらも、

タナボタ的な勝ちに浮かれて、

私は、街へと向かった。

新しい宿へと向かった。

人を求めた。





さすが、眠らない街という名前が付くだけの事はある。

パチンコ屋も活気で溢れていた。




眠っているのは、私の存在だけだ。



オレンジを露わにして、ホール内を練り歩くが、

感じるのは、店員さんの私を煙たがる目つき。



早くも限界を感じたので、

スロットコーナーへと移動した。



作戦はこうだ。


ハイエナに目を光らせる若者の前に割り込み、

振り向き様にオレンジアピール!!



これ、完璧だろ!!


さすがに、気付くやろ!!

1人くらい気付くだろっ!!

さぁ、こいっ!!








新入りのハイエナ野郎だと勘違いされ、ライバル視されました。




日差しが強い中、

店移動をして、

幾度にもわたるオレンジアピール、

人ゴミの中でのオレンジアピール、

店員さんの醒めた目、

コンパニオンさんのおパンツ



色々あって、疲れたなぁ・・


それにしても、酷い結果であるよな・・




あれ、このポロシャツ、もしかして偽物??

MIXサイダーとか書いてある??

バッタもん!?




私の存在が、バッタもん。





オウチにカエリタイ

オウチにカエリタイ

オウチにカエリタイ


3回言ってみました。

1人で。


1人で3回言ってみました。

3回を1人で言ってみました。



帰ろうかと思いましたが、

その前に、パチンコが打ちたくなりました。


新しい宿から、池の袋に移動する。



理由??


ブクロは最高だと、マコトちゃんが言っていたからです。

※池袋ウェストゲートパークより




そして今度は、最新の牙狼に座った。


左隣のおばさんに、念のためオレンジアピール。



『はい、どうも〜〜!!』

とか適当な事を言いながら、無理矢理背中の【だが釘がいい】を見せつける。




うんうん

と頷かれて、

予想外の反応に驚いたが…


ここぞとばかりに、左腕にプリントされた【MAXライター】の文字を見せびらかし、

拍車をかけるように、携帯を取り出し、MAXを開く。


その携帯を、わざとらしくおばちゃんの方に向けながら、

オレンジアピール!!




どうっ!?

おばちゃん、どうっ!?


このサイトのオレンジと、

私が着てるオレンジ、


この2つから、導き出される答えはっ!?







うんうん



\(^o^)/



『ユーザー様は、どこにいますか…』


自分に問いかける。

自問自答をする。




私の心の中にいます。




わたし、脳が溶けました。





脳が溶けると同時に、4万円が溶けました。



青い本、

魔戒剣役物のガセ読み予告、

サイコロの【??】



アクビが出る。

ナミダが出る。



私は、私の存在を思うと涙が出る。




牙狼のお店の身体が半分出てるおじいちゃん、

無表情のおっさん店員、

怪訝な顔をする店員、

ハイエナに目を光らす若者、

コンパニオンのお姉さん


今日、出会った人の顔が次々と出てきました。


感傷的になる。

本当は、観賞的になりたい。





ぴゅぴゅぴゅい


緑魔導刻保留⇒
擬似連なし⇒
7テンパイ⇒


こんなもん、当たるはずがない。


だが、あまりに何も起きてなかったので、私の脳が都合のいい解釈を始めていた。


パチンコで、
【7テンパイは、熱い】


そう勘違い出来る私は、今とても幸せです。


当然、アニメリーチで終わります。



私、さいわいである。




画面暗転⇒
零⇒
ライター燃やして希望⇒
魔戒剣役物赤⇒
コウガリーチ


【赤は熱い】


そう、都合よく勘違いしました。



私、さいわいである。




擬似2連⇒
FOGなし⇒
号竜人⇒
煽り赤⇒
発展なし

これは、普通に期待してしまいました。



私、さいわいである。


パチンコって楽しいね。




『ぴゅぴゅぴゅい!!

ぴゅぴゅぴゅい!!

ぴゅぴゅぴゅい!!』


3回言ってみたけど、誰も見てくれない。



私、わざわいである。




擬似3連⇒
通常牙狼⇒
メイドカオル⇒

メイド


※画像は擬似2連時のもの


カオルをさらう人、竜崎⇒

SU5騎士3人⇒
FOG⇒
3D牙狼群⇒
クルス青


通常牙狼・クルス青だったので、諦めていたけど・・



この牙狼に、竜崎さんは登場したっけ??

初代牙狼には出てきてたけど・・






やはり当たりました。

しかも、魔戒です。

竜崎さんは、プレミアムだったようです。



さっきのおばちゃんがこっちを見ていたので、


『あ、お先です』

と馴れ馴れしく言ってみたら、

うんうんと、変わらずに頷いていました。


このおばちゃんは、いつまで【うんうんの穴】にいるのでしょうか??




【ST中】



・45回転

黄色保留から、赤保留へ変化

金色になれ⇒


当たり



・47回転

黄色保留、ギギル

★2つ、弱攻撃⇒


当たり



・80回転

赤保留、ヤシャル

★5つ、中攻撃⇒


外れ



・直後の82回転

通常保留⇒

男性、肩叩き







ヾ(。 ̄□ ̄)ツ






ユーザー



声を掛けられた後、オレンジ撮影をして、魔戒チャンスを再開したら連チャンは終わったのですが。

一連の流れを見ていたと言う、カップルさんからも声を掛けられました。



物凄いうれしかったです。

想像を遥かに超えるうれしさでした。


物凄いしんどかったです。

想像を遥かに超えるしんどさでした。




・初代牙狼

20回転:14連
4回転:ヤメ

投資:1500円
回収:98000円


・牙狼魔戒閃騎鋼

ST抜き回転数

832回転:3連
464回転:ヤメ

投資:46000円
回収:0円




目標達成まで・・・

残り97人・・・



実践店:

新宿区某3店
杉並区某2店
豊島区某1店


撮影協力者:

HN・風俗帰りさん(32歳)
HN・夏目さん(28歳)
HN・夏目♂さん(27歳)
本名・オカアさん\(^o^)/





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