準決勝C─3話
HN:レジェンゴさん
リストバンドが欲しくて参加しようと決意したこの大会。
予選で自らの票数が伸びていくのを見る度、嬉しい反面…
正直、かなり焦りました。
本来、天下一ライター会という舞台で勝ち上がり、
再度こうして日記を書かせて頂く機会を与えて頂けるのは、名誉なことなのは重々承知してはいるのですが…
なんせ…ネタが……
なんでそんなにネタに困ってしまうかと言えば、答えは一つ。
最近、あんまり(いや、ほとんど)パチンコを打っていないから。
これに尽きます。
これはMAXライターとしてどうなのか、というくらい最近の稼動はほとんどがスロットばかり。
『パチンコ?打ちたい台ないし。レバー叩きたいし。』
的な態度でいました。
しかし、これはあくまでパチンコ日記の大会。
なんとかパチンコ打って、日記を考えなければ。
最近のパチンコ台のラインナップを眺め、なんとかネタになりそうな台はないか考えるレジェンゴ。
う〜ん。。
”スロット読者日記になら投稿したいネタいっぱいあるのに…”
”まてよ…スロット……?”
”そういやあの店に変な台あったな……”
というわけで、今回ネタにする台が決定。
今回も遠征。
とは言っても今回の遠征先は約1年半程前、東京へ引っ越してくる前に住んでいた埼玉で足繁く通っていたマイホール。
まぁ前回の群馬に比べれば、プチ遠征ぐらいなもんです。
レジェンゴにマイカー等という素敵な代物はないので、前回に続き友人O君に協力を依頼して車を出してもらいいざ出陣。
ご協力感謝です。
開店前に到着するつもりがあっさり遅刻。
時刻は10時半。
通っていた当時から外観は殆ど変わらず、見たことのある顔もチラホラいる元マイホールになんとも言えない懐かしさを覚えつつ入店。
お目当ての台は…
まぁ、空いてるでしょう。
…案の定誰も座ってませんでした。
地味に6台もあるのに。
今回も引っ張ってすいません。
まずは稼動台の衝撃(?)の画像からご覧下さい。
リールがあるし、レバーもあるのでパッと見スロット台。
でもスロット台なのに上皿が存在し、上皿の中にはパチンコ玉がある。
この不思議台…
その名もタマスロ
…もはや何を言っているか分からない方も多々いるとは思いますが、実際に存在する台です。
とはいえテスト導入だかなんだからしく、設置場所は全国でこのお店1店舗のみ。
奇しくも、その店舗が当時のマイホールだったんです。
製造メーカーはジャグラーシリーズお馴染みの○電子。
正式名称は『CRプチマーメイド』という台です。
pーworldで機種名検索しても出てきませんが、埼玉県蓮田市のとあるホールに確かに設置してあります。
(隠すつもりはないのですが、勝手に店名まで出すのはまずいかと思い今回は伏せておきます。)
※お店のHPには設置機種に掲載されていますし、蓮田市自体パチンコホールの多い地域ではないので検索すればあっさり見つかると思います。
”そもそもこれはパチンコ台なのか!?”
って話ですが、その辺はまぁ…
CRってついてるし、遊パチコーナーにあるし、椅子カバーにも遊パチって書いてあるし…
ってことで今回は、これも一種のパチンコ台ということでご勘弁下さいm(__)m
さて、この台。
そもそもどうやって遊戯するのかと言うと、
簡単に言えば”スロット台のメダルの役割をパチンコ玉が果たしている機種”と捉えてもらえれば結構です。
1ゲーム回すのに必要なのは15玉。
つまり60円。
これはスロットでMAXベットを押して3枚賭けしたときの金額と一緒です。
MAXベットを押すと、自動的に上皿から15玉分が吸い込まれレバーオンでリールが回転します。
あとは普通のスロット台と同じくリールを止めて小役が揃ったり、レア小役との重複でボーナスが成立したり…
ぶっちゃけた話、メダルが玉に替わった以外は普通のAタイプのスロット台です(笑)
ただ、もちろん小役成立時やボーナスの払い出しもメダルではなく玉なので、
ボーナスが揃ったり、ベル的な役割であるサメ図柄が揃うとパチンコ玉が上皿にジャラジャラと出てきます。
このあたりは、かなりの違和感。
そしてこの台で特筆すべきは、なんといってもスペック(機械割)。
この台も通常のスロット台と同じく1〜6の設定があります。
以下が各設定の機械割(出玉率)です。
設定1→95.3%
設定2→96.6%
設定3→98.5%
設定4→102.5%
設定5→105.4%
設定6→108.3%
このようになっています。
スロット全くわからない方のためにちょこっと説明しますと、この機械割が100%を越えると一応期待値は+になります。
機械割100%≒パチンコでいうボーダーラインと思って頂ければ概ね問題ないかと。
これだけ見ると低設定域の機械割は、一般的な機種の低設定域と比べてかなり辛い印象。
ただし!これは目押し等全くなしのフリー打ちをした場合の機械割。
普通のスロット台と同じく、
スイカ的役割であろうタコ図柄(払い出し60玉)、
チェリー(払い出し20玉)をフォローし、
ボーナス成立後の1玉賭け(この台は15玉賭けの他に10玉賭け、1玉賭けでの遊戯が可能)を行いキッチリ技術介入して打つとその機械割は激変。
以下が技術介入をフルで行った場合の機械割です↓
設定1→99.2%
設定2→100.5%
設定3→102.5%
設定4→106.6%
設定5→109.5%
設定6→112.5%
ご覧の通り設定1でも、機械割100%にかなり近い非常に甘いスペックに。
技術介入なしのスペックを見た時には”はっ…?”って思いましたが、こちらを見て納得。
なるほど、甘い。
目押しに関しても、
ビタ押し等のハードルが高めの技術介入が要求されるものではなく、普通にスイカやチェリーがフォローできるくらいの目押し力があれば全く問題ありません。
1玉賭けはボタン一つでできますし。
またしても長くなってしまった説明はこの辺にして、実戦のお話に移りましょう!
開店から既に30分、
しかもこの日は6の付くイベントデーだというのに、未だ誰一人この機種に座ってないという現実に改めて一抹の不安を覚えつつもいざ着席。
玉貸しボタンは
このようにパチンコ台と同じシステムで500円単位です。
今回、少しでも多くの演出や大当たりを撮りたいという一心で車を出してもらったO君に、
『ご、5千円!5千円勝負でいいから!!(多分)甘いから!!』
と、またしても協力を要請。
優しいO君は快く承諾してくれ、2人並んでのタマスロ実践スタート。
…ここで日々ホールで起こる小さな奇跡がまた一つここで生まれる。
小冊子を熟読しているレジェンゴを横目に、サッサとレバーオンして遊戯開始したO君の台が1回転目からやけに騒がしい。
『なんか…レインボーに光ってね…?』
頭上のデータランプは2回転となってますが、ボーナスフラグが成立したのは間違いなく1回転目でした。
まさかの朝イチでのお座り一発。
これには思わず2人で爆笑。
『さすが激甘台!!』
『仕込みだ仕込み!』
と、誰もいない島で大はしゃぎ。
O君がオスイチで引き当てたのは2番目に出玉が取れる7図柄揃い。
このボーナスでは約750玉を獲得できます。
※この台のボーナスは他にマーメイド揃い(純増約1100玉)、バー揃い(純増約300玉)の全3種類のボーナスがあり、マーメイドと7揃いがBIG、バー揃いがREG的な位置付けのようです。
順調すぎるスタートを切ったO君とは対照的に、オスイチどころかろくに演出すら起きないこちらの台。
5K使ったところで
『こいつ、なんか違うわ。。』
という意味不明な理由で、O君の左隣から右隣へ移動するレジェンゴ。
しかしこの移動が吉と出る。
移動してわずか17回転で、液晶がブラックアウトするいかにも熱そうな演出からのマーメイド揃いのボーナスをゲット。
多分単独。
”これはいい!熱い!!”
なにが熱いのかと言うと、最大出玉を獲得できるのはもちろん、
この機種での設定判別の最大要素が、このマーメード揃い確率だからなんです。
設定1(1/273.1)〜設定6(1/192.1)とマーメイド揃いのボーナスには、かなりの設定差があります。
ボーナス中は出玉に影響する技術介入はないみたいなので、無事MAXである1100玉を獲得。
なんかスロット(っぽい)台で、たった1度のボーナスで
”1100”
とかいう獲得数を見ると、
”すげぇ!!”
って気分になりますが、メダル換算すると220枚ですからね。
バケに至っては60枚。
これ…ART機か?って気にもなりますが、
大当り合成確率が1/106.7(設定1)〜1/88.2(設定6)なんて遊パチ的確率なんで、出玉はまぁこんなもんなんでしょう。
”これがメダルの枚数だったら4号機も真っ青の爆裂台なのになぁ…”
等というくだらないことを考えながら回していると、58回転で再びマーメード揃いのボーナスが光臨。
序盤で、設定差の大きいマーメイド揃いを連発。
こ、これは…!!
こうなると本気で設定入ってるんじゃないかと思ってしまうのが養分スロッターの性。
この辺りで、1日ブン回してこの台の甘さを体感&ご報告しようと決意したレジェンゴ。
この2度のマーメイド揃いで早くもドル箱は一杯になり、パチンコ台のようにコールランプを押して箱を交換してもらう。
見た目スロット台の後ろにパチンコのドル箱が積まれているというこの光景。
この謎の光景を皆様にお見せできて、まずは一安心。
ちなみにO君の台はどうなったかと言うと、オスイチを決めた後、
あっという間に出玉は飲まれ、キッチリ5千円使ったところで
『こ、これ…つまんないです。そもそもいちいち玉入れるのが面倒すぎます…』
と言い残し、スロ北斗の島へ去っていきました。
…素晴らしいネタを提供してくれてありがとう。
ここからは俺に任せろ。
というわけで実戦再開。
44回転、REG
まぁこんだけ当たりが軽ければなんの問題もない。
次だ!
168回転、7揃い。
結構玉減ったけど、このくらいの嵌まりは許容範囲。
でも…
まずまず良かった&ギリギリ楽しめたのはここまで。
その後…
208回転、持ち玉崩壊。
356回転(総投資10K)、ヤメ。
1日ブン回すという決意はどこへやら。
あっさり心が折れて退散。
癒しの光を求めて新台のマイジャグラー2の島へ…
メンタルの弱さ故、
結果、1000回転程度の稼動となってしまい、タマスロの甘さ&魅力伝えきれなくて申し訳ありません。
だって…
正直あまりにもつま(ry
1000回転の稼動で分かったことと言えば、
最初に大当りにつながったブラックアウト演出は、基本ガセばっかりで大して熱くなかったってことぐらいですかね…
最後にこの不思議台、タマスロプチマーメイドの感想等を。
演出に関しては、良く言えばシンプル。
悪く言えば単調。
ジャグラーのように、右下のランプが光ればボーナス確定となるモードもあるようなので、
液晶演出はオマケ程度な位置付けなのかもしれませんが。
そしてO君の言う通り、
1回転で15玉も消費するので、もの凄い速さで上皿の玉がなくなっていくので補充作業が確かに面倒。
上皿は大きめな構造とはいえ、
普通パチンコ台では1玉づつ発射される玉が、15玉づつ発射されていると考えたら、そりゃまぁ忙しいはずです。
機械割通り、遊べるスペックではありそうな印象は受けましたが、
本当に手堅く勝てる台なら、あの客付きはちょっと疑問に思ってしまうところでしたので、
本当にこの台が甘いかと言われればそれもちょっと…?な感じです。
何より一番感じたのが、
”わざわざメダルの役割をパチンコ玉に変えた意味を感じられなかった”
というのが正直な感想です。
試みとしては面白いとは思いましたが。
とはいえ、珍しい台好きな方や興味を持った方は、ちょっと遊んでみるくらいには手軽なスペックですし、
一度打ってみるのも悪くないとは思います。
もしも本当に打ちたいと思った際は、
動画サイト等にライターさんがこの台の最適な打ち方を説明している動画もあるので、そちらを観てから打つことをお薦めします。
(そちらの動画を見れば設置ホール名もわかりますので。)
それでは今回も長文&ちょっとパチンコとは離れた実戦日記にお付き合い下さった方々、誠にありがとうございましたm(__)m
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