『うさくん、おまたせーっ』
真夏の煌びやかな太陽を背に、
ボクの目の前には大好きな義姉
ミサ姉の姿があった。
正直、姉の水着姿を見るのは小学生以来であり
あの頃のスタイルと比べても、今の成熟した義姉の姿に
ボクの目は釘付けになってしまった。
『あ、自分ばっかラムネ飲んで』
そう言うと義姉を待っている間に飲んでいたラムネを取られて
ゴクゴクと飲みはじめた。
その姿をボクは呆けた顔をしながら眺めていた。
そんな、とある夏の情景であった。
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まさか二回戦に挑戦できるとは思いませんでした。
こんな内容に票をいれて頂き、嬉しさで一杯です。
そんな読者の方々の後押しもあって、
あれから少しだけ義姉との関係に進展があったことをお話しようかと思います。
前回のパチンコを打ってから数日が経ちました。
「あれ?母さん。ミサ義姉どうしたの?」
居間で義姉がひどく落ち込んでいるのを見て(すぐ顔に出る)
母さんに訳を聞いてみると、
どうやら3年付き合ってた彼氏と別れたらしい。
義姉は母さんと仲がよく、
大概の事はすぐに話してしまうのだが
今回の件に関しては、ただ一言別れたと言ったまま、今で呆然としているとの事だった。
「うさぎ、良かったら話きいてあげてよ」
母さんにそう促されると、なんとなく気まずい雰囲気に参りながらも
義姉の方に近づき、腰を下ろす。
「よっ!」
義姉と目が合ったので満面の笑みで挨拶してみる。
『・・・ょ』
消え入りそうな程、か細い声で義姉は返事を返した。
そのまま無言が続く。