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ホールスタッフの色恋沙汰!


銀玉戦士


どうも、まるみん編集長にを込めて。


銀玉戦士と申します。


5回目の投稿になります!


今回はホールの色恋沙汰から起きた事件を書いてみます。


パチンコホールで働いていると、スタッフ同士が付き合ったり、スタッフとお客様が内緒で付き合ったりすることがまあまあな頻度で起こります。


店舗によっては「付き合ったら上に報告しろっ!」という、少し無茶なルールを設けているところもありました。


スタッフ同士が内緒で付き合っているのが上司にバレて、遠く離れた僻地に飛ばされた社員も数人いました。


今回は、内緒でスタッフとお客様が付き合った最悪のパターンのお話になります。


私が勤めていた会社は、だいたい同じホールに長くても3年、短くて1ヵ月というスパンで人事異動がありました。


店舗によってスタッフが元気いっぱいのホールもあれば、静かで落ち着いているホールもありました。


この辺りは店長の店舗運営の手腕が色濃く出ます。


私は、スタッフ全員が元気いっぱいで働いているホールが好きでした。


そういう職場はみんなプライベートでも仲が良くなり、仕事がやりやすくなります。


そんなホールで働いて3年ぐらい過ぎた時、突然の異動で違う関東の店舗に配属になりました。


そこの店舗は元気さが全然なく、少し陰湿さがあるジメっとした環境でした。


異動してきた社員に誰も興味を示しません。


仕事がやりづらい店舗だなぁと思っていたところ、アルバイトのK君が異動日初日に話しかけてくれました。


K
「はじめまして!Kと言います!
お店で分からないことありましたら自分に何でも聞いてくださいっ!」



元気いっぱいのK君を見て、前の店舗の人たちと同じ匂いがして嬉しくなりました。


こんな陰気な職場でも気持ち良いタイプの人がいるんだな。


K
「自分はここが地元なんで、美味い飯屋や熱いパチンコホール紹介しますよ!
早速次の休みに一緒に行きましょうよ!」


人懐っこいK君とすぐに打ち解け、休みの日によく遊ぶようになりました。


K君は会社での立場はアルバイトでしたが、店舗の中心的存在でした。


明るく前向きで仕事熱心、周りにも気を配れるK君は、スタッフ全員から頼りにされておりました。


私がK君の一番良いなと思った所は、なによりポジティブなところです。


業務中に嫌なことがあったりしても、常に物事をポジティブに捉えて笑顔を絶やしませんでした。


癖が強いアルバイトさんの中には、社員の言うことは聞かないけど、K君が言うんだったら従うという人も多かったです。


そんなK君と遊んでいる時に、ふと私は付き合ってる人はいるのかと聞いたことがあります。


K君
「今は彼女いないんですが、仕事が楽しいので問題ないです!」


そんなK君が、数ヶ月後に突然に落ちました。


相手はたまにホールに打ちに来ていた女性のお客様。


年齢は20代前半で身長もスラリと高く、顔がガッキーに似ていました。


美人さと可愛さの両方を兼ね揃えていて、笑顔が素敵な女性でした。


そして、放つオーラが普通の人とは明らかに違いました。


私が高校生だった頃ですが、駅で電車を待っている時に、人気絶頂中だった女優の広末涼子さんをお見かけしたことがあります。


その時の広末さんが放つオーラは、周りの人と全く違いすぐに本人だと気づきました。


そのオーラと少し似ているなと私は感じました。


女優クラスのオーラを放つお客様。


スタッフ同士でも話題になり、本物のガッキーなんじゃないか?と本気で勘違いするスタッフもいました。


いつも週末の金曜日の夕方以降に来店があったので、スタッフの間では


「金曜日のガッキー」


と呼ばれるようになりました。


K君はガッキーを見た瞬間、すぐに恋に落ちました。


一緒に遊んでいる時に、ガッキーに本気で一目惚れをしたとK君は私に言いました。


K君には仕事でもプライベートでもお世話になっていたので、何かフォロー出来ることがあったら協力すると伝えました。


K
「あの、ほんと言いにくいんですけど、銀玉戦士さんに一つお願いがあります。
金曜日の遅番は自分がスロットコーナー担当して良いですか?」


もちろん!と私は伝えました。


アルバイトさんは、玉運びが大変(今みたいなスマートシステムがなかった為)なパチンココーナーより、比較的身体が楽なスロットコーナーに入りたがります。


今までK君は、他のアルバイトさんにスロットコーナーを譲り、いつも大変なパチンココーナーばかりを担当していました。


K君が急にスロットコーナーを担当したからって、文句を言うスタッフは誰もいません。


K君とガッキーがゆっくり話せるキッカケがないかと考えながら仕事をしてると、その機会はすぐに訪れました。


ガッキーがスロットで遊技している時に、ゴールランプを押してスタッフを呼びました。


その日はたまたま私とK君がスロットコーナーを担当していて、K君は違う台のトラブル対応をしていました。


コールランプを押したのがガッキーと分かると、K君の台トラブルを私が引き継ぎました。


わたし
「K君、早くガッキーの所に行ってあげな!呼んでるよ!」


K君はとびっきりの笑顔をして、猛ダッシュでガッキーの所に向かいました。



ガッキーは会員カードを作りたかったらしく、2人でカウンターに向かう姿がありました。


2人で楽しそうに話しながら会員カードを作っている姿は、本当に微笑ましい光景でした。


閉店後の落ち着いた時間帯に、K君は私のところに来てガッキーと話した一部始終を伝えてきました。


K君
「本当に驚いたんですけど、ガッキーから今度遊ぼうって誘われたんですよ!!
連絡先を教えてくれたので、ご飯誘ってみます!」


わたし
「おぉー、良かったね!頑張ってきなよ!」


私はK君を応援すると同時に、ガッキーの積極性に少し違和感を覚えました。


ガッキーの雰囲気的に、あまり自分からグイグイいくタイプには見えなかったけど。。。


私の気にしすぎかなと思い、この時は素直にK君を祝福することにしました。


そしてある日の仕事終わり、K君から電話がきました。


K君
「もしもし、今からガッキーとご飯食べることになりました!
ただ、急に2人だと緊張するんで、良かったら銀玉戦士さんも一緒に来てくれませんか?」


自分がいたら邪魔だから2人でご飯行きなと伝えましたが、どうしても来て欲しいとのことなので承諾しました。


私は直接ガッキーと話したことはなかったので、K君と性格が合っているかを見る良い機会かなと思い合流しました。


食事会は始終楽しく和やかなムードでした。


気遣いも出来て、洒落た冗談も言えて前に出過ぎないガッキー。


話を聞く力も持っていて、相手に気持ち良く話をさせるガッキー。


そして芸能人クラスの美貌とオーラ。


こんな言い方は失礼かも知れませんが、キャバクラだと文句なくNo.1になるタイプです。


私がガッキーと話した印象は、


完璧すぎる、、、でした。



怖いぐらい完璧な女性です。


欠点が全くないところに、何かひっかかる感覚に陥りました。


2時間ぐらい食事をして、その日は解散になりました。


帰り道にK君が私に尋ねました。


K君
「今日は付き合っていだたきありがとうございました!
ガッキーの印象はどうでしたか?」


K君の幸せ絶頂という表情を見てると、自分がガッキーに感じた違和感のことは、今は言葉にしないほうが良いかなと思い黙っていました。


わたし
「ほんと良い子だね!頑張って付き合いなね!」


K君は、ガッキーと付き合えるようしますと嬉しそうに言いました。


私はK君に、「付き合うことになったらすぐ教えてね!」と伝えてその日は別れました。


この日を境に、K君はどんどん変わっていきました。


生活の中心がガッキーになり、仕事でも周りが見えなくなることが多くなっていきました。


そしていつもなぜか焦っていて、疲れている表情をよく浮かべるようになりました。


ストレスが溜まっているのか、スタッフのミスを非難することが多くなっていきました。


心配で何度か相談に乗ったりしたのですが、


「大丈夫です」としかK君は言いません。


私とK君の距離はどんどん遠くなっていきました。


休みの日に遊ぶこともなくなりました。


なぜか私のことを避けているようでした。


嫌な予感がしました。


K君とガッキーがどんな関係性になっているのか分かりませんでしたが、K君にとってあまり良くない方向に進んでいるなと察しました。


そして数ヶ月経った時に、ついに事件が起こりました。


ガッキーは今まで通りスロットを打ちに来ていて、その時は必ずK君がスロットコーナーを担当していました。


そして、K君はガッキーの会員カードに不正に貯メダルをしているのが発覚しました。


その合計枚数は、約65000枚。


金額にすると130万円分です。


手口としては、空き台のホッパーのメダル調整をしている風を装い、箱にそのメダルを入れてジェットに交換に行き、全てガッキーの会員カードに入れます。


最初は恐らく100枚と200枚とか可愛い枚数だったと思います。


それがどんどんエスカレートして、最後には一気に5000枚を不正に貯メダルしました。


上司も馬鹿ではないので、メダルのマイナス誤差がこれだけ起きているので対策は打っていました。


内部不正だと断定して、犯人を3人に絞っていました。


その中にK君も入っていました。


ただ、なぜこんなに不正の発覚が遅れたのかというと、事務所にあるスロットコーナーの監視カメラが1台ずっと故障していて画面が映りませんでした。


タイミングが悪いことに、業者対応が遅れていてなかなか直りませんでした。


その故障していた監視カメラの範囲内で、K君は不正を働いていました。


5000枚の不正貯メダルをした日は、ちょうど午前中に監視カメラの修理が入って直っていました。


ただ、上司は犯行をカメラに写したいため、スタッフが事務所にいる時は、カメラの電源を付けずに故障している風を装っていました。


K君は事務所の監視カメラが写ってないので、まだ故障していると勘違いしてその日も犯行に及びました。


Kくんが大量のメダルを持って交換をしているその時です。


事務所にいる上司から、急にインカムが入りました。


上司
「Kさん、それどの台の交換?」


K君はそのインカムで全てを理解したのか、会員カードを持ってそのまま外に出てダッシュで逃亡しました。


しかし、外で張っていたもう一人の上司に取り押さえられました。



私はすぐにガッキーの姿を確認しようとしたのですが、もうホールにはいませんでした。


30分後に4人の警察がホールに到着しました。


そしてK君は事情聴取を受けるために、警察に連行されていきました。


私のそばを通った時、K君は涙声でこう言いました。


「ほんとうに、すみませんでした。
ただ、こうするしかなかったんです。。。」



私は確信しました。


全てガッキーの仕組んだことだと。


どうK君を洗脳したかは分かりませんが、美貌を武器に人身掌握術でも使ったのでしょうか。


これは後で聞いた話ですが、K君がガッキーに命令されて犯行に及んだと警察に白状しました。


そしてガッキーも逮捕されました。


驚いたことに、ガッキーは近所のパチンコホール数店でも同様な犯行をしていたそうです。


男性ホールスタッフを操りメダルを盗む。


あんなにポジティブでみんなから信頼されていたK君が、逮捕という悲惨な結末で幕を閉じました。


あれから、私はK君とは一度も会っていません。


自分の罪をしっかり反省し、幸せになっていることを願っています。


決して魔の手が伸びない場所で。


以上になります!


今回も楽しく書けました!


ありがとうございました!


MAX編集部から

脱帽です。


何なのこの人ーっ!!(←失礼w)


頭、おかしいんじゃないの!?(←超失礼w)


構成・ネタ・各登場人物の目線、何もかも完璧すぎる…。


お、お、おそロシア…(こんな事を書いてる自分が恥ずかしいっ!!)


たった5話で銀玉戦士ファンは一体何人まで増えたのでしょう…。


お、お、おそロシア…(うん、分かってるよ、私が滑ってるのは…ほっといて!!)


みなさん、いいですか!!


銀玉さんの文才をもっと世間に広めましょう!


僕らは常にあの合言葉です!!


そう!次回作も読みたい方は…



皆さん、準備は良いですか??


ケーーーーンっていう準備は出来てますよね?


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