ヨット
「Bちゃん、これ2番テーブルに持っていって!」
金曜日の忙しい時間帯に4名のお客さんが来店し、
ビール3つとウーロンハイ1つを注文された。
カウンターの中でお酒を作り、
Bちゃんに2番テーブルへ持っていってもらう。
作られたお酒を持って、テーブルについたBちゃんが発した一言。
「失礼します。
ビールのお客様は〜?」
なぁBちゃん………
そこは1人だけ頼んだウーロンハイの方を聞けよっっ!!
その方が簡単だろっ!!
バカ野郎!!
はいっ!
47回目のヨットです。
一週間おまたせ!!
そういえば、半年ほど前に
ノッチさん&トミーさんのコンビが、オレの働く店に遊びに来てくれた。
※編注)ヨットさんはお姉ちゃんの居るお店で働くマネージャー♂です。
MAXの事はBちゃん以外には話していないので、
席につく女の子には、
2人の事を『オレの友達』だと伝えていた。
ノッチ
「あ、ヨットさん!これどうぞ!」
そう言ってノッチさんは、
持ってきた洋菓子のお土産をオレに渡してくれた。
それを席について見ていたKちゃんが、真顔で
「ヨットさんにも、こんな素敵な、普通の知り合いが居たんですね……」
と言った。
なぁKちゃん……
君の目に、オレはどう映っていたんだよ……。