薄井日記第十二話♪



そして、職場では相も変わらず例のおばちゃんはセクハラに勤しんでいる。


仕事は営業みたいな感じなので、


1人辺りの目標数字というかノルマというのも課せられている・・・


で、軍隊と揶揄されるほどのブラック!?な職業なので、


当然数字に関しては相当厳しく、


数字が全てといってもいいほど件数が至上命題となっている。




逆にいえば、


数字さえ持っていれば、多少調子に乗った行動を取っても暗黙視されている。




そんなわけで最近は、


パチンコで数字に束縛されてきたが、


仕事でも数字という呪縛から解放されることはないんだなと、


しみじみ思っている。




で、例のおばちゃんはというと、


数字は人の半分以下なので戦力としてはカウントはされておらず、


ただのセクハラ要員としてネタ扱いされているが、


自分はこの人のことは「悪い人では無い」と思っている・・・。


彼女に取ったら、ただのボディータッチでコミュニケーションの一つなのだと思う。






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そんなおばちゃんだが、


僕がパチンコを教えて以後、


いつの間にかパチンコ屋の常連となっていた。



正確には、職場の皆がたむろっているホールは限られていて、


おばちゃんに誘われるがまま、一緒に馳せ参じているといった感じ。


一度でも打ちに行くのを「イエス」と言ってしまった結果だろう。





そして、本日も退勤時に、


おばちゃんはホールに向かおうとしている。


そして最悪なことに、僕と退勤時間が被ってしまった。


帰り支度をする僕を見て、おばちゃんは問いかける。



「ねぇ、今日もあのホールに行くの?」と。



それに対し僕は、





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