そして、職場では相も変わらず例のおばちゃんはセクハラに勤しんでいる。
仕事は営業みたいな感じなので、
1人辺りの目標数字というかノルマというのも課せられている・・・
で、軍隊と揶揄されるほどのブラック!?な職業なので、
当然数字に関しては相当厳しく、
数字が全てといってもいいほど件数が至上命題となっている。
逆にいえば、
数字さえ持っていれば、多少調子に乗った行動を取っても暗黙視されている。
そんなわけで最近は、
パチンコで数字に束縛されてきたが、
仕事でも数字という呪縛から解放されることはないんだなと、
しみじみ思っている。
で、例のおばちゃんはというと、
数字は人の半分以下なので戦力としてはカウントはされておらず、
ただのセクハラ要員としてネタ扱いされているが、
自分はこの人のことは「悪い人では無い」と思っている・・・。
彼女に取ったら、ただのボディータッチでコミュニケーションの一つなのだと思う。
そんなおばちゃんだが、
僕がパチンコを教えて以後、
いつの間にかパチンコ屋の常連となっていた。
正確には、職場の皆がたむろっているホールは限られていて、
おばちゃんに誘われるがまま、一緒に馳せ参じているといった感じ。
一度でも打ちに行くのを「イエス」と言ってしまった結果だろう。
そして、本日も退勤時に、
おばちゃんはホールに向かおうとしている。
そして最悪なことに、僕と退勤時間が被ってしまった。
帰り支度をする僕を見て、おばちゃんは問いかける。
「ねぇ、今日もあのホールに行くの?」と。
それに対し僕は、