薄井日記第十四話♪



『したら、「30Kでどう?」とか言ってくるし

目がマジで身の危険を感じたから、

いや冗談だよって言ってその場を去ったよ』


と、Kは言った。




※悦子は出会い系をやっていることを職場の人間にバレていないと思っている。




このやり取りの一部始終を聞いた僕は、


悦子に対する自分の気持ちが分からなくなった。





まるで中学生のころ、


初恋の女性が実は淫乱だった。


学校内でヤリまくっていた。


それを知った時にできた、


【中二のトラウマ】を思い出してしまった。





しかし暫くすると、冷静になってきた。


俺と悦子では年齢差がありすぎる。


初めから、


叶わぬ恋だったのかもしれない。






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そして悦子に対して、


いろいろと突っ込みたくなってきた。




真剣な出会いを求めてるんじゃなかったの!?




で、Kは続け様に言う。


『お前、悦子の上司の連絡先知ってるよね?』


と。




『面白いから、悦子の上司に、

セクハラと出会い系の件、連絡して


と。





実は、悦子の直属の上司は僕らとは異なる。


その理由は悦子が派遣社員だからである。





つまりKは、


派遣会社の営業に報告連絡しろと、


面白半分で言っているのである。




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