先日、椎馬さん(会社の先輩)の近くで仕事をしていたら、
「うおっ!!」
と声が聞こえた。
普段いきなり大きい声を出すような人ではないので、
何事かと近づいてみると、
椎馬さんの作業台の上で、
カミキリムシがガンをくれていた。
百戦錬磨の椎馬さんもメンチビームを放って応戦しているが、
若干押され気味だ。
椎馬「お、おい柴田…。」
椎馬さんは般若のような表情で、硬直している。
おれ「だ、大丈夫っすか?」
椎馬「・・・・」
正直、おれも虫は苦手だ。
鉄のやり(鉄パイプ)をグッと握り、
恐る恐る、手を伸ばした。
その時、
同期の松人(まつひと)が第二工場から飛び出してきた!!
――松人――――――――
職業 曲げ職人
レベル 32
・装備
高性能電卓
赤ペン
マルボロ メンソール
黒タオル
・特徴
かなりの愛犬家だが、本人は狂犬。(現在は丸くなっている)
頭の回転が早い。
その昔、スロ(4号機)で生計を立てていた。当時の愛車はクラウン。
お菓子が嫌い。
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松人「椎馬さん、どうしたんですか?!」