難波日記第三十四話♪

【難波のパチンコ日記】
仮面ライダーW3&心霊体験



信じるか信じないかは自由ですが、


これから話すことは、全てノンフィクションです。


全ては僕の実体験───









5月24日。

僕達は見てはならないモノを見てしまった。







この日、僕を含めた友人5人は、夜の道をアテもなく車を走らせていた。


天気は晴れており、月明かりがあった。


ただ、次の日が雨になると予報があり、雲行きは次第に怪しい雰囲気に。


少し前までは気にもかけていなかったが、


30分ほど走った辺りから、少し空気が重たくなった気がした。



「明日は雨かぁ。雨って嫌やなぁ」



助手席に座っていたBが言った。


みんなも「そうやなぁ」と返しながら、たわいもない会話をしていた。




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すると、急に運転していたAの携帯が鳴りだした。


時間は24時を少し越えたあたりだった。


「こんな時間に誰やろ?」


Aがそう言いながら携帯を見る。




090-○○○○-△△△△




発信先は見慣れない番号だった。


Aはどちらかと言うと気の弱い方で、知らない番号からの電話は取らないようにしているらしい。


車内には小さめの音量のラジオが流れ、携帯からは少し前に流行った歌が流れ続ける。





なかなか切れない電話だったが、ようやく鳴り止んだ。


「今の長かったな?知り合いかな?」


Aがそう言い終わると同時に


電話がまた鳴りだした。





そして今回もなかなか切れなかったが、やがて切れた。


Aは頑なに取らなかったが、


3回目が掛かってきて痺れを切らしたのか、車を道路脇に止めて電話に出た。




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