難波日記第五十話♪




・・・誰もいない。


テレビを見ると


消えていなかった。


しかし画面が砂嵐状態。


本来ならザッーと言う音がなるはずだが、一切の無音。




テレビを消そうとリモコンを探すと、テレビから『プツン』と消える音がした。


急いでテレビの方に視線をあわせる。


画面が消えて真っ暗。




皆さんは小さい頃にこんな事はなかったろうか?




真っ暗の画面に何かが映ったり、


映りそうだから怖くて見れないなどの体験を。




俺はそれが怖くて、急いでリモコンを探しテレビをつけた。


すると音はしっかりと聞こえて、ニュースが流れていた。


安心していたのか、砂嵐の事は気にしていなかった。


すると




「フフッ………アハハ……」




誰かの笑い声がした。


周りを見渡すも誰もいない。


気のせいかと思いながら、母にもう一度電話をしようとしてコタツから出ようとした、


その瞬間だった!!


コタツの中から足を引っ張られたのだ!






・・・と、皆さんは予想しましたかね?


でも違います。






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正解の前に家の構造を少し。


その当時の家は玄関があり、


まっすぐ行くとリビング。


その手前すぐ左に子供の部屋。


右はトイレがありその奥に洗面とお風呂。


そしてドアを一枚挟んでリビング。


リビング右手前にはキッチン。


右奥は子供の寝室。


左は和室になり大人の寝室となっている。




それでは続きを。




母に電話しようとした瞬間。


リビングから玄関までの一枚ドアは磨りガラスになっているのだが、


光が見えた。


お母さんが帰ってきたんだ!


そう思いドアに近づく。




だが、何か違う気がした。




まず、玄関が開いたら少なからずガタンとかバタンなど音がする。


それがなかった。


まるで泥棒がゆっくり入ってきたかのような。


もしかしたら鍵を閉め忘れたかも知れない。




怖くなり和室に入り様子を見る。


しかし、いくら経っても入ってくる感じはない。


電話も和室からは距離が遠い。


どうしようかと迷っていると、




キィィィ……




ガラス張りのドアが開いた音がした。






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