難波日記第五十話♪




だが誰もいなかった。




そしてまた


ピンポーン……ピンポーン…





ガチャッ!


怖いのとイライラとで興奮した俺は、インターホンが鳴ってすぐに扉を開けた。


しかしやはり誰もいない。





次第にイライラより恐怖が大きくなってきた俺は、


すぐに扉を閉めて鍵をし、コタツの中に入って目を閉じた。


もう少ししたらお母さんが帰ってくる。


早く帰ってきて…





辺りはテレビの音だけが流れる。


テレビから微かに聞こえる音と自分の息遣いに集中する。





ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…


ハァ…ハァ…ハァ…


ハァ…ハァ…





ん?

テレビの音が消えている…?







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自分の息遣いに集中していたのもあり、


テレビの音が消えている事に最初は気づかなかった。


たまたま今だけ音がないだけかも知れない。


少し待ってみる。




ハァ…ハァ…ハァ…




やっぱり聞こえない。


テレビは消えている。


もう無理。マジで怖い…


そう思いながらも、コタツの暑さに息苦しくなり耐えれなくなってくる。


思い切ってコタツから顔だけのぞかせる。






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