どもども難波だす。
今回は最終回ですし、
一話完結のホラー話にしてみました。
良かったら読んでみてください!
それではさっそくどうぞ!
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これは小学3年生の話。
季節は冬だった。
学校から帰ってきた俺はすぐに暖房をいれ、テレビをつけ、
母に学校から帰った報告の電話をする。
電話をするのは我が家のルールで、それを怠ると母にえらく怒られる。
その日も電話をし、母は
「もうすぐ帰るから家で留守番しててね。」
そう言われ電話を終える。
俺は塾に行く時間まで宿題をしたり、テレビを見たりしながら時間を潰す。
『ピンポーン』
20分ぐらい経つとインターホンが鳴った。
普段はインターホンは鳴らさず入ってくる母。
しかし、たまに買い物で手が塞がってる時は、鳴らすこともあった。
お母さんが帰ってきた!
そう思いインターホンにでる。
が、返事がない。
もしもし?と聞いてみても応答はない。
おかしいなと思いながらもインターホンを切り部屋に戻る。
『ピンポーン』
するとすぐにまたインターホンが鳴った。
もう一度出るも応答はなし。
家に一人だったので少し怖くなった俺は、すぐに母に電話をした。
しかし母は電話に出ない。
『ピンポーン』
するとまたインターホンが鳴る。
仕方なく電話を切ったが、
インターホンに出る勇気はなかった。
そのままインターホンを見ながらじっとしていると
ピンポーン……ピンポーン……
ピンポーン……ピンポーン……
ピンポーン……ピンポーン……
ずっと鳴り続ける音に怖くなり、そのまま固まっていると
いつの間にか鳴り止んでいた。