どもども難波だす。
早速ですが前回の続きからどうぞ。
簡単なあらすじを書きましたが、
前編を読んでない方はなんのこっちゃ?になるので、
前回日記から読んでくださいね!
前回までのあらすじ。
N家族との旅行でおじさんのドッペルゲンガーらしきものを見た。
しかしその後、おじさんには異変はなく旅行最終日。
何事もなく帰れると思いきや、今度はNに異変が起こる。
最終日、少しゆっくりしてから帰る用意をしていると、
Nがまた腕を痛がりだした。
昨日は何ともなかったのに。
おばさんと話しているNを見ながら荷物を片付け、部屋を出ようとした時である。
Nが突然泣き出した。
そんなに腕が痛いのかと思いながらも、
どうすることもできないので車に乗り出発しようとするも、
Nが半端じゃない泣き方をしている。
見兼ねた宿の女将さんがお菓子を持ってきてくれた。
「お菓子あげるからまた来てね」
そう言うとNの手を掴んでお菓子を渡す。
しかし腕が痛いNは余計に泣き出した。
仕方ないから今から病院に行こうと、
Nが車に乗り込もうとした瞬間、
何かがNの前を通り過ぎた。
蛇だ。
それを見たNはパニックになり、
必死におばさんにすがりつく。
蛇はじっとしたまま、
こっちを睨みつけているようにも見えた。
親父が蛇を追い払おうとするが蛇は全く動く気配はない。
すると母が
「この蛇なんかおかしいよ。
Nの事ずっと見てる。
Nなんかした?」
Nは首を横に振り、知らない素振りをするも、
母はNの動揺を見逃さなかった。
「ほんまに何もしてない?
蛇いじめたとか蛇の巣潰したとか。」
それを聞いてもNは知らないと首を振る。
が、俺と姉は気付いた。
もしや、あの小さい洞窟の事なんじゃないかと。