親父「おーいもう帰るぞー!」
難波「Nがおれへん!どっかいった!」
親父「えー?なにしてんねんあいつ。探してきて」
Nを探しにあちこち走り回るが
Nが一向に見つからない。
親の元に一旦戻ることにし、その前にトイレに行くと、
Nがいた。
Nは自分の腕に水をずっとかけていた。
難波「おいお前なにしててんなー。探してたんやぞ。」
そう言ってNの腕を見ると、
Nの腕が、パンパンに腫れていた。
N
「ヤバイヤバイ…腕が気持ち悪い事なってる!」
難波
「いつからそんなんなってるん!
さっきは普通やったやん!」
Nの話では
帰り支度を終えてトイレに来たら、蛇がいた。
その蛇がいきなり飛んできて、腕を噛まれたらしい。
難波
「毒やん絶対!お父さんとこいこ!」
親父のいる所まで走っていくと
大人達はNの腕の異変に気付く。
経緯を説明すると、すぐに病院に行くことになった。
診察を終えると毒ではないらしいが、
菌が入っているので消毒をして終わったらしい。
とにかく大事にならなかったので良かったと
旅館に戻った。
夜ご飯を食べ、
毎回恒例の怖い話大会が開催され、
両家族全員が一つの部屋に集まった。
子供の俺たちは話を聞いて絶叫したり耳を塞いだりと
怖いながらに楽しんでいた。
大人達は酒を飲みながら子供の反応を見て楽しんでいた。