小学生時代の事。
あれは3年生ぐらいだったかな。
N家族と毎週と言っていいぐらい旅行に行っていた時期があった。
金曜日の夜から出発し、秋田県に向かっていた。
夜に出発する事は初めてだったので、内心少しドキドキしていた。
ちなみに難波の家族は、
父、母、姉、俺、妹の5人家族。
N家族は、
父、母、長女、N、次男の5人家族。
途中休憩でご飯を食べ、
俺はN家族の車に乗ることになった。
子供同士で話した、りゲームをしたりするのが楽しかったからだ。
うちの姉妹はもともと早寝体質なので、早々とN家族の家の車に乗り込む。
ワイワイ楽しい時間を過ごすも、時刻は深夜。
さすがに子供は眠たくなってくる。
俺もウトウトしだした時に、おじさんの携帯が鳴り出した。
相手はうちの親父だったようで、
トイレ休憩をしようとのことだった。
俺もトイレをしておきたかったので、おじさんに、
「着いたら起こしてね!僕もトイレ行く!」
そう告げてから寝た。
どれくらいの時間が経っただろうか。
おじさんに起こされトイレに行く。
すると親父が
「サービスエリア入るなら、先に電話ぐらいしてこいよ。わからんやんけ。」
とおじさんに言う。
俺はその会話を気にも留めなかったが、
おじさんは「またまた!何を冗談いうてんねん。」と笑いながらトイレに入っていった。
そこからは自分の家の車で寝ることにした。
そして目が覚めると朝の6時。
秋田県内に入っていた。