難波日記第三十七話♪




するとNも同じように叫びだした。


途端にNが悲鳴をあげる。


「うわああああああ!!!」


その悲鳴を聞いて、


俺は思わず目を開けてしまった。


するとそこにはいたのは、





黒い服を着た、髪の濡れた女だった。





その女はNをじっと見ている。


Nは助けを求めた時に目を開けてしまったのだ。


Nは怖さで固まっている。


すると、女がこちらに少しずつ頭を傾けてきた。


俺は思わず目を閉じ頭を下げる。


すると、




「アァァ……アァ……」



かすれたような声が聞こえる。


(早く誰か起きろよ!!)


と思いながら目を必死に瞑る。


Nはどうなっているんだろ。


気になるが、怖くて目を開けられない。






[広告]




もう怖さが限界になってきた俺は、ある方法を取ることにした。


それは、



目を閉じながら下まで走る事。



これなら見えないし大丈夫だろう。


階段までの道もだいたいわかってる。


後は、階段手前ぐらいに目を開ければ問題ない。


そう思った俺は走りだした。


目を閉じて走り出した。






★☆★☆次ページへ★☆★☆

友達に教える
難波日記トップ
パチンコセグMAX

パチンコセグ判別サイト