難波日記第三十七話♪



その言葉を聞いて安心し、俺も寝ようと布団に入った時だった。



ドゴォォォーン!!



近くに雷が落ちたのか轟音が鳴り響く。


するとNが「今のヤバかったな!」と話してきた。


少し興奮してきた俺たちは、しばらく話していた。






「きゃあああああああ」


二人の会話を遮るように、また聞こえた。


はっきりと聞こえた。


「おい!N聞こえたか!?今のやつや!」


「聞こえた聞こえた!下行こ!」


今度は二人ということもあって、一緒に速足で下に行く。


しかし、やはり何もない。


一階を見渡し、何もない様子を確認すると、


Nと俺のお互いの目があった。



N「なんもないな…」


俺「せやな。」


N「外に誰かおると思う?」


俺「いや、おらんやろ。こんな雨降ってるし。ていうかここらへん人おらんっぽいやん」


N「やんなぁ。てことはオバケ?」


俺「オバケとかおらんわ!やめろや!」


N「何びびってんねん笑」


俺「アホか!何も怖ないわ!」



「きゃあああああああ」

俺・N「っ!?」



さっき聞いた時より、若干だが鮮明に聞こえた。






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お互いに体をビクッとさせたと同時に、走って二階に上がる俺たち。



俺「何?何?何?ほんまにオバケちゃん!」


N「やばいヤバイ!ちょっとそっちいく!一緒に寝よ!」


二人で布団にくるまってビクビクしていた。


すると、





ギシィ…ギシィ…ギシィ……


軋むような音が聞こえてきた。


そしてそれは段々と近づいてくる。




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