難波日記第三十七話♪

【難波のパチンコ日記】
小さい頃の心霊体験なんやけど…



あれは何年前になるのかな。


たぶん小学生の高学年だったと思う。


昔はよく親戚と旅行に行ってたんだが、


その日は別荘みたいなところに泊まった。


周りには何もなく、自然に囲まれた所だった。


そこは、明るい内は景色も良いし、風も気持ちよい自然豊かな場所なんだが、


反面、夜になれば街灯など一切ない暗闇の世界になる。




ちなみに親戚の子供、つまり俺のいとこは長女長男、次男の3人。


こっちは長女次女の3人。


次女はまだ小さかったので親と一緒だった。


子供5人は二階、


大人と次女は一階で寝ることになっていた。


昼間に遊び過ぎたのか、夜になると俺たちは疲れてすぐ寝てしまった。


どれくらい寝ただろうか。




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「きゃあああああああ」


突然の叫び声で俺は目が覚めた。


聞こえてきたのは1階からだ。


何事かと思い、恐る恐る下に降りて見ると、


大人も次女も、何事もなく全員寝ていた。


気のせいか?


そう思い二階に上がり、再び眠りにつく。










「きゃあああああああ」


また悲鳴で目が覚める。


他の子供は起きる気配がないので、また一人でゆっくりと下に降りて見ると、


さっきと同じ。


何事もなく静かな寝息を立てて寝ている。




小学生だったこともあり、さすがに怖くなった俺は、


いとこの長男を起こした。


こいつとは同い年で仲もよかったので、何かあればすぐに話す仲だった。


ここで、この長男をNとする。


Nに悲鳴のことを話すと



「何かの聞き間違いやろ?

めっちゃ雨降ってるやん。

風の音とかの聞き間違いや」




そう言って、また寝に入ってしまった。




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