難波です。
早速、前々回の恐怖体験の続きを書きます。
前回を簡単に要約すると、
仲間とドライブ中に、人と呼ぶには何かが足りない異形なモノに囲まれ、
逃げようと思ったが、金縛りにあってしまった。
その続きです。
どうぞ見るときは真っ暗な部屋で、電気を消してご覧ください。
あっ。
鏡にはくれぐれもお気をつけ下さいませ。
そして、話の途中にも後にも、
鏡を見ることだけは決してやめてください。
もしかしたら何かと目が合うかもしれませんので…
この話はそういう類のものです。
それではごゆっくり。
Bを助けようと体を起こそうとしたが、急に金縛りにあってしまい、
Bの姿をただ見てるだけしかできなかった。
「B!B!逃げろ!」
そんな想いも声には出ない。
すると、Bがほんの一瞬だが動いた気がした。
(B!B!逃げろ!)
心の中で必死に叫ぶと、
くるりと首だけをこっちに向けたBは、何故か笑顔だった。
そして笑顔のBは、
「ハハハ…ハーハッハ!!ハーハッハハ!……ァァァァアアア!!!」
と、狂ったように叫びだした。
それを見た他の3人は怯えて、
あろうことか全員外に飛び出してしまった。
こういった状況の時、一番やってはいけないことだ。
俺は変わらず金縛りで動けない。
逃げ出す3人が、俺を一瞬だけ見たが、
怯えた表情でそのまま逃げて行ってしまった。