3人の表情が固まる…
川藤は勿論、他の二人も知っている。
ヤツは本当にやる…!
普通なら流してしまう会話だが、
岡部の一言は命よりも重い…!
岡部「明日福島行かない?」
誰も言葉をはっせないまま、再び岡部が口を開いた。
これは疑問形であるが疑問形ではない。
「福島に行くぞ」
そう言っているのだ…!
必死に川藤の脳内のWindows85を高速回転させる!
何としても
あの人を説得するんだ!
川藤「福島〜…混みますよぉ…??」
我ながら最高の返事だと思う。
岡部は渋滞が大嫌い。
過去に名古屋に行った帰りに渋滞にハマってしまい、
隣のランエボのエンジン音にブチキレていた。
こう言えば、
あくまでも岡部の提案には乗り、且つ福島行きを拒否している!!
満点の回答。
後日、安仁屋と御子柴にも称賛された回答だった。
この受け答えによって、岡部は一旦福島行きを諦めてくれたようだ。
その後は穏やかに麻雀を楽しんでいた、
時間も朝の5時に近付き、そろそろラス半になろうというその時…
岡部「これから福島かぁー、何時に着くかな?」
再び戦慄が走る…!
残された時間は無い!
有効な説得を!!