「楽しむためのオカルト。」
パチンコを打っている人の中にはこういう事を言う人がいる。
いますぐパチンコをヤメた方がいい。
時間の無駄だから。
というのは言い過ぎだが、
昔のパチンコ雑誌はこういうノリだった。
昔というのがどれぐらいかと言うと、だいたい15年ぐらい前である。
今回の話は俺の記憶と主観による面が大きいので、かなり偏った内容になっていると思うが、まあ聞いてい欲しい。
そのころのパチンコ雑誌は楽しくパチンコを打とうというノリではなく、
とにかくパチンコで勝つということに重きを置いていた。
というより、
「パチンコで勝つ」イコール「楽しいパチンコ」
これが当然の考えだったように思う。
これはなにもメディアの方がそういう風潮を作ったわけではなく、
一般のパチンコユーザーも、
とにかく勝とうと思ってパチンコを打っていた時代だったと思う。
もちろん全ての人がいわゆる正攻法で打っていたわけではなく、
オカルト全開で打っていた人も、
楽しむためのオカルトなどと温いことは言わずに、
本気でパチンコで勝とうとしていた。
そういう時代だった。
ヒトシ全盛の時代だった。
そしてこの時代のパチンコは熱かった。
打っている人に熱量があったのだと思う。
ところが今のパチンコ雑誌は、勝つよりも楽しむことがメインになっているように思う。
でなければ、あれほどまでに細かく演出の信頼度がメインになったりしない。
でなければ、あれほどまでに女性ライターが楽しく打っている写真がメインに使われたりしない。