ハマリオ日記5期目42話
ハマリオのパチンコ日記
【矢吹ジョーに敗れて以来】



矢吹ジョーに敗れて以来、俺は腐っていた。


全てが気だるかったのだ。




とある日の朝は、目が覚めてから2時間近くも起き上がれず、横になったまま壁を眺めていた。


前の晩に食べたバナナの匂いが、朝の冷えた空気の中に残っていた。


しかし、俺はただじっと動かずにいた。




目の前に紅茶が薄まったような色をした壁があった。


その壁と床を繋ぐ一辺は暗く陰になっており、それぞれに小さくひび割れていた。


そのひびが作る数々の折れ曲がった線が、昨日と同じ位置に同じ本数が同じ幅であること、それを眺めていた。


壁の端から中央に伸びようとする黒いひびの溝を、何往復も何往復も目で追ってみた。


それは昨日と寸分違わぬ文様を固持しているようであった。




深く濁った沼の底、決して動くことのない石。


俺の意識はまさにそうだった。


目的がなく、流されようもなく、どこへも向かいようが無かった。


ほんとうに極稀に、頼りない意識が気紛れで寄り添う気泡のように集まってくる。


だが、長い時間は形を保つことができず、その気泡は無数に浮かんでは無数に消えていった。




チョコに噛り付くのが唯一の楽しみだった俺。


そんな俺に千載一遇の転機が訪れた。


世界戦の誘い。


対戦相手が決まらず、急遽お鉢は回ってきたようだ。


この世界ではそう珍しいことではないが、一個人からしてみれば滅多にあることではない。


俺は全身の毛穴が開くような衝撃を感じ、目を見開き鼻から大きく息を吸い込んだ。


目覚めたのだ。


魂が。


俺のプロボクサーとしての俺の気概が。


呼び戻されたのだ。


あの四角いリングに。



俺は震える声で快諾した。


対戦相手の名が頭の中の隙間を埋め尽くすように、ぐるりぐるりと駆け回っていた。


ロッキー・バルボア


誰もが知る、

Mrアメリカンドリーム。


夢を見て生きる人々の英雄。


そして紛うこと無き、強さの象徴。


プロボクシングヘビー級王者。




腹の底から大きく息を吐き出し、ゆっくりと目を瞑りながら顔を上げて、俺は天を仰いだ。




「階級が違うじゃん…」




(ハリマオ、心の手記より)


ハリマオ






こんにちはハリマオ、


…ではなくハマリオです。


この妄想、いろいろ無理ありますね。


ハリマオって基本は言葉しゃべらないし…。




という訳で、今回の実践台は


WinningRushwithRocky(1/167)




初めに台の説明から、


女神さま、龍馬に続く、純正8個保留の弟3弾。


潜伏、出玉無し突確の無い、普通のST機です。


変則スペックではないです。


W.B継続率88.3%と謳い文句がありややこしいですが、中身はST連荘率が凡そ70%の普通のST機です。


大当たり消化時の液晶の演出で見せ方を工夫しているだけです。


以下演出関係の説明。


(知らなくても出玉を損したりすることは無いので、読み飛ばしても大丈夫です。)


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→システムの説明を見る方はそのまま下へスクロール↓





WBについて


まず始めに大当たり後に




「WB×01」
WB1




このように表示されます。


「WB×01」というのは、4Rが1回という意味です。


この機種は大当たりの振り分けは、


4R、8R、12R、16R、となっているので、


「WB×03」なら最低でも12R分の当たりは確定というわけです。


最低でも、というのはラウンド中に「WB」が上乗せするからです。



大当たりの流れの例


初当たりが16Rだった場合。


ラウンドランプを見ると16Rであることはすぐ分かるのですが、液晶上には「WB×03」と表示されていたとします。




WB3




この機種は4R毎に当たりを区切るような演出になるので、



1〜4R

液晶演出

4〜8R

液晶演出

8〜12R

液晶演出

12〜16R

STへ



こんな流れになります。


そして4R消化する毎に「WB」が減っていきます。


「WB×03」

「WB×02」

「WB×01」

「WB×00」


そうすると「WB×03」では16Rに足りないので、液晶演出のどこかでWBを獲得する演出が発生します。


だいたい敵ボクサーと戦って勝つ演出になる筈です。


この画面がST中とほぼ同じ演出の為、1回の大当たりの中で複数回当たったように見える時があると思います。


で、この演出なんの為にあるのって話ですが、保留連を楽しむためです。(多分)




例えば、初当たり時に「WB×05 」と表示された場合は保留連が確定しています。


16ラウンドでも「WB」は4つしか消化しない為です。


分かりやすくいえば、ST突入時に「WB」が1つでも残っていたら保留内で大当たりが確定しています。


だから8R以上の大当たりの場合も、4R毎に発生する液晶演出は消化試合といえば消化試合ですが、


ここで「WB」を獲得し上乗せすれば、ST突入時に「WB」が0にならない場合もあるので、楽しんで見てくれって事だと思います。


よって、ラウンドランプと液晶の「WB」を照らし合わせれば、保留連が発生しているかどうかを知れるって訳です。




もちろん、ラウンドランプを見ずに液晶だけで楽しめば、大当たり消化とSTが同じように見えます。


純粋に獲得した「WB」の分だけ大当たりするように見えるので、そういう楽しみ方もできます。


この液晶演出の仕組みを理解できなくても、普通のST機なので何かを損するということは無いです。


ラウンドランプだけ見て普通に打てば大丈夫です。


ただし、ラウンド間の液晶演出が長いので、アタッカーが開いたのを確認してから打ち出しを始めた方が無難です。



文章にすると、ややこしく、


俺も初打ちの際は説明書をみながら理解するまで半日かかりました。




8個保留と回し方について


通常時の演出は8個保留を活かして先読みが主軸になることが多いです。


簡単に言ってしまうと、


「カウントダウンゾーン」と「赤保留および赤系演出」待ち。


そう思ってよいと思います。


※緑は、先読み、保留変化ともに、頻繁に出るので特に気にしなくてよいと思います。


もちろん、緑が当たりに絡むこともありますが、あまりにも緑が頻出しすぎるため、その度に打ち出しを止めていると8個保留のスピードを活かせないというか、きりがない。




この機種のリーチの流れは大まかに



先読み

ステップアップ予告等

曲予告

SPリーチ
・曲リーチ
・VSリーチ
・長谷川穂積リーチ



こんな感じの流れです。


(結構予告の種類が多い機種なので、他にもパターンはいくつかある)


先読みは、主にチャンス目発生時です。


「123」「321」などの順目、逆目や


「141」「636」のような挟み目。


他にも、同色目もチャンス目になったりと、これまた種類が豊富。



ついでにこの機種の面白いとこは、どこの保留を先読みしているか分かり難く、リーチハズレをまたいで先読みが続く場合があります。


つまり、かなりの強予告が先読み時に発生した場合以外、普通に打ち続けることになります。


そうすると8個保留故に保留が多くなり、ひとつの先読み演出が終わると、次の先読み演出がすぐに始まる場合が多かったです。


(当然ある程度回る台でないとそうはならない。)


実際に今回も常に打ち続け、保留を高速で消化しながら強めの先読み演出を待つことが多かったので。


で、どこを見るかというと先読みが起きるたびに図柄の後ろで閉じるシャッターの色。




シャッター




これは緑のシャッター。


期待度は、


黒<銀<緑<赤<金


この順らしいが金は未見。


あとは液晶下のロゴが発光する色も先読み予告になる。




続いて大事なのは2つある先読みゾーン。


カムバックゾーンは期待薄目。

(赤保留が絡んでいるときは別)


カウントダウンゾーンなら、打ち出しを止めても良いと思う。




カウントダウンゾーン




そんでもって、赤保留


赤保留はそこまで出てこないので打ち出しを止めていました。


ただしリーチ発展途中で弱いなと思ったら、期待せずに打ち出し開始。


ちなみに体感的な信頼度は20%以下な気が…



という事で、台の説明は以上です。


次のページから実践になります。






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