その時の俺には嫁さんに対し好き嫌いってのはなく、
別段断る理由もなかったので、
感覚的にはただの友達としてOKしました。
軽くショッピングしたりして、少し食事をした程度で終わりました。
その帰り道に最初の告白されました。
その時は彼女もいなかったので、
別に付き合っても良かったのですが、
自分に正直でいたいってのが今も昔も信条なので、
自分の気持ちを正直に伝え、
「友達のままで」と、お付き合いを断ってしまいました…。
♪友達のままじゃいたくないと
きりだした僕を見て
もうこのままじゃいられないと
君は急に泣き出した♪
この時の俺の脳裏には、
ミスチルの名曲が流れていました───。
友達のままとは言ったものの、
やはり気まずいもので、
その後、3ヶ月くらいはお互い距離を置いていました。
そこに転機が訪れます。
それは、バレンタインデーの時。
嫁さんがなんとチョコレートをくれたんです!
しかも手作りのチョコレート。
一晩かけて作ってくれたみたいで、
味も美味しかったですが、
なによりその気持ちが凄く嬉しかったことを覚えています。
それを機に、またちょくちょく話をするようになりました。
更に仲良くなって、
しばらくして2回目のデートに行きました。