そして、次の日には地獄の雪かきが待っている。
完全に死亡することを覚悟した。
だが、
ここでとあることを思い出した。
「そういえば、常連のお客さん。
確か、ラブホのオーナーだったよな?」
1人でラブホか…
だけど、それ以前に空いていないかもしれないし、
この状況で否応言っても仕方あるまい。
とりあえず、名刺をもらっていたので電話してみたら、
「2部屋だけ空いてるよ〜。
捕っておくからおいで!」
本当に助かった。
実はこの日、俺以外にも複数の個人客がいたらしい。
それくらい、この日の雪は凄かったと言えるだろう。
それにしても、1人のラブホは快適だった。
パチンコ番組が見れたり、
最近上映したばかりの新作の映画が見れたり。
あと、ここはラブホだが、
個人的プライドが許さなかったためアダルトチャンネルは一切見なかった。
うっ、嘘じゃないぞ!
ホテルの店員にも、
俺は一切やっていないとアピールするために、
ティッシュには一切触れなかった。
そこはトイレットペーパーで代用した。