DELTA日記第三十話♪



そんなある日、


剛雄の猛烈な虐待の果てに伽椰子は惨殺されてしまう。


なんと剛雄は、カッターで伽椰子の喉や全身を切り裂いて、2階に一時放置したのだ。


この時はまだ、伽椰子は生きており、


這いつくばりながら階段下まで降りて逃げたのだが、


剛雄によって、とどめを刺されて死んでしまった。




不幸にも、この現場を目撃した息子の俊雄。


俊雄は剛雄の連日の虐待で傷付いていた。


そのため、自分も殺されるかも知れないと思った俊雄は、押し入れの中に隠れた。


そして、俊雄は押し入れに隠れている最中、


死んだはずの伽椰子(呪怨)が現れ、


伽椰子によって向こう側の世界に連れて行かれてしまう。





数日後。


剛雄は伽椰子の呪怨により殺され、変死体となって発見された。


以後、佐伯家は無人となった。




時は過ぎ、


次々と佐伯家に入居者が引っ越してくるが、


その入居者、親族、更に関係者までもが伽椰子の呪怨により死ぬこととなる。


これが、呪いの家の悲劇の始まりである。






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■佐伯伽椰子


呪怨の大元の存在。


原作では、直接的な登場が多く、どれも恐ろしいモノである。


「ア・ア・ア………」


と独特の恐ろしい奇声を発する。


伽揶子は呪いの家(佐伯家)の屋根裏に住んでいる。


この屋根裏とは、伽椰子を殺した剛雄が死体を放置した場所である。





■佐伯俊雄


俊雄が「ミャー!!」と鳴き声をあげるのは可愛がっていた黒猫の「マー」が関係している。


剛雄により殺された「マー」と


伽椰子によって連れて行かれた「俊雄」は弱い霊となった。


2つの霊は惹かれ合い、一体化。


それが、霊の「俊雄」なのだ。




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