にゃんこ著
5号機回胴日記～番外編～
またまた一週間ぶりです。
さて、今回も5号機を振り返って行きます！
今回は完全に4号機がなくなった2008年から振り返ります！
.........
......
...
え？
タイトルが番外編になってるって？
そうなんです。
実は、～その②～でジャグラーコーナーの話をした際に
「不倫カップルもいたなぁ～」
要望があったら書こう！
て言っていたら
なんと！！
聞きたいって言ってくれた方がいたので、書きます！笑
なので～番外編～なのです！
いないかもしれませんが、5号機の振り返りを待っていた方すみません！
今回はにゃんこがまだバイトで、某店舗に勤めていた時のお話です。
10年位前の話なので思い出しながら書きます！
身バレ防止のため少しフェイク入れていくかもしれません！
読んでくれる方は自分のマイホのジャグラーコーナーを
思い出して、想像しながら読んでくれるとありがたいです。
それではスタートです！
にゃんこが初めて
パチンコ店でバイトを始めて
半年くらいたった頃のお話です。
当時働いていたお店は
総台数500台以下の小中規模のお店で
いわゆる地域密着のお店でした。
お名前を知っているお客様も
たくさんいて、仕事中も他愛もないお話を
お客様としている店員がいるようなお店でした。
そんなアットホームなお店だと常連様同士も仲良くなって
隣同士で楽しそうに話しながら
打っているお客様たちもたくさんいました。
特に、ジャグラーコーナーとパチンコの海物語コーナーは
ほとんど常連様っていうくらい見慣れた方が多かったです。
そんなジャグラーコーナーの平日には
現役を引退されて老後を楽しんでらっしゃるお年寄りの方。
「雨で現場がなくなって」
といって作業着で来る土方系のお兄さん。
外回りの営業中なのかスーツ姿でほぼ毎日来るおっちゃん。
そして、結婚指輪をして朝から夕方まで打っていく奥様方。
おそらくこのくらいの時期からパチンコ屋さんも設備が充実したり
お手洗いもかなりきれいになってきていたりで、
女性のお客様が結構いて、中には平日はほぼ毎日来店するお客様もいました。
今回お話する方もそんなお客様の一人で
20代後半から30代前半くらいの
エミさんはにゃんこがバイトで入った頃から
ジャグラーコーナーの現れる様になったお客様でした。
エミさんはすごくおしとやかな感じの美人さんで
大和撫子な雰囲気を持つ方でした。
後にエミさんって名前がわかるんですが、
それまでは店員の中では「マドンナ」って呼ばれていました！
バイトの先輩がアタックしたことがありました（笑
先輩
「マドンナさんにメルアド渡してくる！」
にゃ
「先輩！ちょっっ！」
先輩
「...............」
まあ、見事に玉砕です（笑
そりゃそうです。
結婚指輪してるんですもん
先輩
「マドンナさん...
結婚してるからって...
指輪見せられた...
受け取ってすらもらえなかった(泣)」
手紙を渡そうとしたけど
受け取ってもらえなかったみたいです（笑
そんなエミさんも例に漏れずほぼ毎日来店するので、
店員とも他のお客様ともお話するようになりました。
エミ
「にゃんこくん。
どこの台出ると思う？」
にゃ
「わかってたら是非
教えてあげたいんですけどね～」
エミ
「じゃあにゃんこくんの
勘で台決めてよ、それ座るから♪」
にゃ
「じゃあこれ！！！
出たらご褒美くださいね笑」
エミ
「え～どうしようかな～♪」
なんて会話もしたり...
そうですよ！！！
にゃんこもまんざらでもなかったんです！！笑
なんかめっちゃいい匂いするし！！
にゃんこはまだハタチそこそこでしたから！！
「お姉さま～付いていきます～＼(^o^)／」
くらいの感じでしたよ！！！
もちろんご褒美なんてないんですけどね
でも、その時はあんな修羅場が
来るなんて思ってもなかったんです...
エミさんは休日に旦那さんと一緒に来店することもありました。
旦那さんは平日はお仕事で休日にしか打てないみたいでした。
旦那さんもめっちゃいい人で
男から見てもかっこいい人です。
旦那さんともよく話す様になっていました。
ある日...
旦那
「にゃんこくん」
にゃ
「旦那さん。どうしました？」
旦那
「エミって最近、
平日もここに来てる？」
なんでこんなこと聞くんだろう？
って思ったんですが、
唐突だったので
正直に答えてしまいました。
にゃ
「そうですね。
結構来て頂いてます。
どうかしました？」
旦那
「.........
何でもないよ！ありがとう！」
明らかに何でもなくない様子でした
にゃ
「すごい気になるな～」
先輩
「ん？どうした？」
にゃ
「いや、旦那さんがエミさんって
平日もうちの店に来てるかって聞いてきたんです。」
にゃ
「なんか怪しんでる感じだったんですよ」
にゃ
「エミさん旦那さんに
言わないで来てるのかなぁ」
先輩
「考えすぎじゃない？
あんまりお客さんのプライベート
踏み込まないほうがいいよ～」
にゃ
「まあ、そうですよね」
先輩に諭されたのもあって
その時は何も考えないようにしました。
いつも通り常連様で半分くらい
埋まっているジャグラーコーナー。
エミさんの姿もあります。
ジャグラーでゴトが流行っていたので
お客様の手元も見ながら巡回するように
役職の方から言われていたのでレバーや、
ストップボタンの部分をよく見ながら巡回していました。
すると違和感に気付きます。
エミさんの左手薬指に指輪がないのです。
にゃ(たまたまかな？)
そう思っていたのですが、
次の日も、その次の日もやっぱり指輪はしていませんでした。
にゃ(いつからしてないんだろう？)
気付いたのが月曜日というだけで
その前からしていなかった可能性もあります。
先輩に休憩で被ったので聞いてみると...
にゃ
「先輩！
エミさんって結婚指輪してましたよね？
最近してないんですけど旦那さんと
何かあったんですかね？」
先輩
「たしか先々週くらいからしてないよ
これはチャンスだよね！？
イけってことだよね！？」
にゃ
「いや、相手にされなかったじゃないですか（笑」
先輩
「わかってるよ冗談（笑
まあでも、あんまり気にしない方がいいぞ？」
先輩
「お客様にはいろんな事情が
あったりするからな」
先輩
「店員が気にすることではないよ」
先輩
「俺は何も見ていない。
旦那さんと来てる時だけ
指輪してるなんて知らない」
にゃ
「！？」
先輩
「にゃんこもあんまり詮索
しない方が自分の為だぞ？」
そう言って先輩は休憩から戻っていきました。
にゃ
「.......」
にゃ
「先輩めっちゃ気になってるやん...(-.-)」
次の日曜日夫婦揃って来店しました。
先輩の言う通り気にしない方がいい。
詮索してはだめだ。
とは思っているのですが
まだ若かったにゃんこは好奇心を抑えることが出来ず
様子を伺ってしまいますφ(..)