第8話
~前回のあらすじ~
1月3日、
友人三沢宅近所のホールにて稼働を行う小橋と三沢
百人組手企画での特別タッグマッチに挑戦中の二人は
午前中に小橋2機種、
三沢2機種で初当たりを取ることに成功
百人組手企画とは?…パチンコ100機種初当たりを引くまで終われまてん企画である。
午後の戦いに向け、
昼食に向かうのだった・・・
店員
「ご注文は?」
小橋
「醤油ラーメンで」
三沢
「つけ麺ください」
ホール近くのラーメン屋にて注文完了
さて、午後からはどうするかな・・・
小橋
「次の台は決めてるの?」
三沢
「シンフォギアにしたいんだけど、いいっすか?」
小橋
「無難だね、いいんじゃない?」
三沢
「もうね、投資がけっこう逝っちゃってるんですよ・・・
ここらで連チャンさせて取り戻しとかないとヤバいよ!」
今回ノリ打ちという話はしていない、
普通のツレ打ちである。
私、小橋は早めにまとまった出玉を獲得できたが
三沢は2機種当てるも、共に単発
なかなかきびしい戦いになっているようだ
三沢
「がんばりまっしょい」
小橋
「そうしまっしょい」
店員
「お待たせしましたー」
そんな話をしているうちに、注文した品が届く
小橋
「さ!ラーメンオスイチ狙っていくぜー!」
三沢
「ずっと思ってたんだが・・・それ効果あるんか?」
小橋
「あるよ(真顔)」
三沢
「でも効果あるとこ見たことな・・・」
小橋
「疑った瞬間からただのオカルトになる、大切なのは・・・信じる心さ」
三沢
「お、おう・・・!」
ラーメンを食べつつ、
三沢は先ほど打っていた“さだかや”(貞子VS伽耶子)について触れる
三沢
「しかし最近の台はいろんなこと考えるね、当たった時に時短か残り保留かでいろいろ変えちゃうとは」
小橋
「そうだな、面白いよな!」
三沢
「規制がかかった時と比べるとだいぶマシになってきたかなぁ」
小橋
「そうさ!規制で大変なのは俺らだけじゃないんだ!
メーカーだって大変だったろうよ、
今までより明らかに劣ったスペックの台しか作れないんだからな」
三沢
「その頃は旧基準の台しか打ってなかったけど、最近は新台もわりと打ってるわ俺」
小橋
「人間の知恵はどんなことだって乗り越えられるってことだ!
縛りの中でも出来ることを少しずつ探して考えて行けば面白い台がちゃんと作れるんだよ!
今に見てろ?これからもっと面白い台が出てくるハズだ!」
三沢
「ほーか(ズルズル)」
小橋
「これから先、また新たな規制がかかるかもしれないが・・・
そのたびにメーカーは新しい道を探すだろう!
俺らはただそれを楽しんでいけばいいん・・・」
三沢
「すいませーん!割りスープくださーい!」
小橋
「・・・聞いてる?」
ホールへ戻り、午後の部開始!
三沢
「ではシンフォギアへ・・・ん!?」
小橋
「シンフォの隣は・・・あ!?」
午前中、三沢は牙狼を打ち
1kあたり10回転未満であったため、撤退した・・・
三沢
「それは・・・危険だぞ!」
小橋
「たしかに・・・だが・・・」
この台は三沢が打っていた台とは別の牙狼
回転率は違うかもしれない・・・
それにこの牙狼、個人的にはかなり相性がいいし・・・
何より、企画を行う中でいずれこの牙狼は打たねばならぬのだ
ならばいっそ・・・
小橋
「ここはあえて行く!これで勝負じゃい!!」
三沢
「勇敢か・・・はたまた無謀か・・・」
打つ台は決まった!
三沢、シンフォギア!
小橋、牙狼!
実践開始ぃ!!!
小橋
「ッシャ行くでー!!」
三沢
「取り返したらぁぁ!!」
小橋、まずはストロークを定めつつ1k消化!
回転数は・・・
小橋
「ガッハァ!!!」
三沢
「小橋ぃぃ!!!」
やはり良くない・・・が!
小橋
「ま、まだ!調整する1k目は荒れるし!そんな中でも10回越えてきてるし!
15くらいはあるんちゃうん!?」
三沢
「相変わらずのポジ男だなぁ・・・」
ボーダーに届かないなんて分かってるんじゃ!
正月だもん!
期待値だけがパチンコじゃねぇ!!見せてやる!!
28回転目!
小橋
「回らないなら当ててしまえばいいじゃない!!」
三沢
「そりゃそうだ!俺たちゃプロじゃねぇ!」
三沢
「ドンマイドンマーイ!!」
小橋
「この程度ではダメか・・・」
その後、この牙狼は13~15回転/kということが分かった
アツい展開を願いつつ打っていくと・・・
小橋
「おぉーーー!!」
三沢に来た!!
全手紙保留!!
三沢
「ッシャーー!!これは決めたい!!」
該当は73回転!期待膨らむ変動が開始する!!
三沢
「トライバーストダメ・・・未来さんダメ・・・」
呪文を唱えながら迎えた発展先は・・・!