とある高名なスロプロが遺した言葉がある。
ジャグラーのブドウは禁断の果実。
意味が分かるだろうか。
ご存じのようにジャグラーのブドウ確率には設定差が設けられており、
それをカウントしながら遊技する人も多い。
しかしながらご存知のようにジャグラーのブドウ確率とは微差である。
数あるパチスロの設定差の中でもダントツの微差。
阿佐ヶ谷姉妹のどちらが好みのタイプか?ぐらいの微差。
キングオブ微差といって差し支えないだろう。
まあこれには異論はあるだろうが
ジャグラーのブドウは設定判別に使えないと俺は思っている。
だからどんなにブドウ確率が良くても
当たらないジャグラーはヤメるべき。
ブドウ確率がどんなに悪くても
当たりまくっているジャグラーをヤメる人っているのか。
という世界である。
だったら初めから数えない方がいいという話である。
ジャグラーのブドウ確率という知識があるばかりに、
判断が鈍って粘らされて負けているのなら、それはピエロの罠。
ようは判断を鈍らせて足を引っ張るような情報はいらないという話である。
ちなみにだが
パチスロでもっとも難しい立ち回りは
朝から設定狙いでジャグラーだろう。
これで勝ち越している人はそうとうパチスロが上手いといって差し支えないと思う。
ところで禁断の果実とは何か。
はるか昔、楽園で暮らしていたアダムとイブ。
ヘビにそそのかされて知恵の実を食べてしまう。
それに激怒した神様がアダムとイブは楽園を追放され地上で苦しみながら生きる事になる。
細かい部分を省くと、おおむねの話はこうである。
なお、どうして神様が激怒したのかというと、
知識を身につけた人間が神を脅かす存在になる事を恐れたからとも言われるし、
当時の世の中で知識というもの自体が悪 という認識があったとも言われる。
この辺の解釈はそれこそ無数にあるが、
知識=悪
というのは現代にもあてはまるように思う。
悪というのは言い過ぎかもしれないが
知識があるゆえに苦しむというのは多くの人が経験しているだろう。
子供は無邪気、
若い連中は気楽でいい、
などという言葉が出てくるのも、
知識があるゆえに苦しんでいる大人だからだろう。
知識というより、現実を知っていると言った方が分かりやすいかもしれない。
子供の頃は未来が希望にあふれているように思えた人も、
いざ大人になって将来を考えると
ガチで鬱になりそうという人は少なくないだろう。
もちろん知識があるゆえに、困難を乗り越えられたりする事もある。
知識があったからこそ、命が助かる場面だってある。
だから知識=悪というのは
知っているがゆえに上手くいかない苦しみから出てくる発想だろう。
先ほどのジャグラーでいえば
ブドウ確率が良いという知識があるゆえに
ヤメずらくなってしまうジャグラー。
ブドウ確率の事なんて知らなければ、すんなりヤメられたジャグラー。
そういう場面は人を苦しめる。
もっと極端にいえば、いわゆるパチンコの正攻法もそうだろう。
経験者なら分かるだろうが、
どれだけ当たらなくても期待値がある限り回し続けなければならない。
これは結構なしんどさがある。
だからこそ、
オカルトで打っていた頃の方がパチンコは楽しかった
なんて言葉も出てくるのだろう。
まあそもそも論でいえば、
パチンコパチスロで勝てる、それで生活できるレベルまで稼げる、
という味を覚えてしまう事自体が禁断の果実でもあると思う。
さて、ここからが本題。
パチスロ6号機で禁断の果実といえば何か。
俺は設定5狙いだと思う。
ご存知のように6号機の6というのは基本的にメチャクチャ分かりやすい。
序盤にかなりの不運が重ならなければ捨てる事はない、
それが6号機の6である。
しかしながら店によっては、
設定6だと、その台(機種)しか稼働がつかないので
設定5や4を多用してくる店も結構ある。
そしてこれは俺の偏見かもだが
最近になってそういう店が増えてきたようにも思う。
店も6号機で客を呼び込むためには、どういう配分が一番いいのか。
試行錯誤しているのかもしれない。
そんな設定5。
当たり前だが、設定6より機械割は劣る。
そして6よりは設定が分かりにくい。
しかも機種によるが5は荒波に設計されがちである。
つまり店にとっては、これで客がつけば良いことづくめだ。
そんな設定5狙いをした時の話を。
この店は6を使わない。
そしてリゼロで全台5の日がある。
わりと信頼できる知人から得たこの情報。
全台でなかったら打ちに行こうと思わなかった。
なぜなら単体の5を狙うのはリスクが高い。
しかもリゼロの5の機械割は108%。
この辺は人によって考えが異なるだろうが
これではちと割に合わないと俺は判断する。
だが全台ならリスクがかなり軽減される。
もちろん、どのタイミングで全台の日が来るかは分からないのだが、
自分の台の挙動が悪かった場合も他の台の挙動で、今日が全台の日なのか判断しやすい。
逆に自分の台の挙動だけが良くても、他の台がダメダメなら全台の日ではないと判断できる。
というわけで、
リゼロの島の様子を把握するために知人ら3人と参加。
一人で島全体の様子を把握するのは難しいので。
一番不安だった抽選は奇跡的に3人とも突破。
となれば3人並んで仲良く連れ打ち。
というのはあまりにも愚か。
並びで入る店ならともかく、
全台ならばお互いに離れて座って島全体を把握した方が得策。
というわけで、そのつもりで入場したのだが、
俺らより先に入場した人達が固まって座ってしまったために、
俺らも固まって座る羽目に。
うわ、並びで座ってたら知り合いと来た意味ねー
と思わず叫びたくったが、座れただけでも感謝しよう。
というわけで、久々にリゼロの設定狙いを開始。
以前にこの店で設定5を打った知り合いが言うには
5の特徴は6と4の間。
A天に連続で行くことも結構あるが我慢しろ。
との事。
するとさっそく知り合いの台が
300の後半だかで白鯨戦。
これが負けてコンビニへ。
6ならば有利区間継続しそうな気もするけど5はこんな感じなのか。
と不安に思っているうちに俺の台はB天で白鯨戦。
これを通す。
弱ATで有利区間継続。
再びB天で
弱AT。