ハマりの先に見える世界。
それは地獄か、はたまた、天国か?
実際にハメた人にしか見る事ができない勇者の領域である。
ただし、ボダ以下の台で大ハマりをする人。
これは残念ながら勇者とは言えない。
ただの養分と言う。
普段のあたしのことである。
だが一方で、期待値の名の下に、
ボダ以上の台を打ち続け、大ハマりをする人。
これは勇者だろう。
いや、賢者と言った方が正しいか。
パチンコに当たりやすい台や、
当たりやすい回転数なんていうものは存在しない。
存在するのは確率という事実、ただそれだけである。
45の倍数は当たりやすい?
金系が出れば好調のサイン?
ふん。
鼻で笑わせてくれる。
そんなものは、絶対に存在しえない。
極論を言うと、パチンコにおいて、
『ヒキ』、『相性』なんていう言葉も、本当は存在しないのかもしれない。
それらは確率の偏りがもたらす、
瞬間的な偶然の産物であり、
何十、何百万回転と回せば、誤差はあれど、
トータルでは、ほぼ確率通りの結果となる。
『確率の収束』、『大数の法則』という定理が、
数学の世界であるのだから仕方ない。
これは科学的考察に基づく普遍的事実なのである。
だから、パチンコを勝つ目的だけで遊戯をするのであれば、
ボダ以上の台をひたすら打ち続けること、
ただそれのみである。
大当たりを誘発させるための打ち方があるならその方法も探すが、
無いものを探しても仕方が無い。
回る台であれば何千回転とハマれど、
とにかく淡々と回すこと、これが賢者の打ち方である。
だからどんなにハマっても期待値を追い続けるグリーンさんやハマリオさん。
彼らは、勇者パチンカスである。
彼らが普段見ているハマりの先に見える世界は、
はたしてどのような光景なのか?
その世界は居心地の良い世界なのか?
それともやはり胸くそ悪い世界なのか?
今回の日記は、そんな世界に少しだけ足を踏み入れた
オカルト大好き、クソ釘上等なあたしの
とある日の稼働のお話である。