ハンドルネーム「HD遠月」
北斗百裂日記バトルCグループ
HN:HD遠月
北斗日記


俺は専業。

日々、店との戦い。

釘を読み、ただひたすら期待値を追いかける。

そんな俺だが、なにも好きで専業をやってる訳ではない。

理由??

簡単なことさ・・・。



引き篭りニート野郎だからさ。



ハードボイルドな俺は朝、ママの声で目覚める。

「とっちゃんいつまで寝てるの!今日はハローワークに行くんでしょう!!」

「うるせえな!!今日は激熱イベントなんだからハローワークは明日行くよ!!」

「またパチンコ??いい加減に辞めなさいよ!!」

「うるせえ!!人の勝手だろうが!!」

毎朝の日課。朝日を感じると共にママとの会話。

これがハードボイルドな朝。

「もう・・明日絶対に行きなさいよ!!それと目玉焼き作ったから早く食べなさい!」

「朝はスクランブルエッグって言ってるだろうが!!」

朝はトースト・スクランブルエッグ・漆黒のブラックコーヒー・・をベースとしたコーヒー牛乳。

これがハードボイルドな朝食。


朝食を食べ、手短に準備を済ませ、ホールへ向かう。

もちろん移動手段は愛車のハーレーだ。


愛車


ハーレー・ダビットソンだったら良いな号。略してハーレー。

人類が作り出した究極の人力移動機。

ハードボイルドは女・子供・老人・環境に優しい。

無駄な排気ガスを抑えて、ホールに向かう。


着いた頃には70人程人が集まっている。

それもそのはずだ・・開店2分前だ・・・。

ハードボイルドはいかなる時も慌てない。

タバコ・・・・・に似た菓子、ココアシガレットをくわえ、開店を持つ。


開店と同時に競歩で北斗百列の島へ向かう。

勿論満席だ。

想定内。

ゆっくりと待とう。

-2時間経過-

一台が空いた。しかし、狙っているのは俺だけではない。

若い兄ちゃんだ。

ここからは究極の椅子取りゲーム。

「絶対に負けられない戦いがここにはある!」

ようやく座れた北斗百列。

満身創痍。

兄ちゃんに睨まれる俺。

とりあえず、釘を見る。釘を見てるフリをして立ち去るのを待つ。

この頭脳がハードボイルド。

実際は釘・・俺は読めない。しかし、激熱イベントだから回ると確信している。


最初の千円で24回回る。

これがハードボイルド。

北斗の拳と俺が組めば24回転。

北斗の拳とあの兄ちゃんが組めば17回転ぐらい。

次の千円で17回。

これはどうした??

少しハードボイルドが足らなかったか。少しストロークを変える。

次の千円で21回転。

この台は間違いなく島一番と確信する。

力強く、頷く。

と、今まで沈黙していた台も俺の熱気に答える。


サウザー擬似連1回。

サウザー擬似連2回。

俺はこの擬似連を見ながら思う・・。

4回目って北斗ラオウverから打ってるがまだ見たことないな・・。

通算30万回転は回してるのにな・・。

サウザー擬似連3回。

そしてテンパイ。

この時点で信頼度44%。

これは、流石の俺も熱くなる。

対戦相手は勿論サウザー。

しかし今日の俺は一味も二味も違う。

いつにも増してハードボイルドである。

当然ドル箱に置いてる財布をしまう。

結果・・。



また財布をドル箱に戻す。

カットインは緑。その時点でノットハードボイルド。

ここはキリン柄がハードボイルド。

台との呼吸がイマイチ、イマニだった。

それが敗因。

気を取り直す。落ち込まないのがハードボイルド。

そして台との呼吸を合わす。

回りは千円当たり18回ぐらいまで落ちている。

気にしない。気にならない。

台との呼吸は確実に合ってきている。


突如として騒がしくなる台。

ついに、俺と台がシンクロする瞬間だ。


シン擬似連1回。

しかしいつもと様子がおかしい。

そう・・キリン柄なのだ。

これが、この台の実力。

シン擬似連2回 。

そしてテンパイ。

この時点で信頼度51%

しかし、キリン柄。

激熱予告。隣の人も俺の台に注目する。

これは当たるパターン。

財布をドル箱から回収する。

対戦相手はシン。

何度こいつに苦渋を浴びせられたことか。

いつ以来だろうか・・こいつに勝つのは・・。

記憶にない程勝っていない。

というか、勝ったことがあるかも怪しい。

そもそも北斗の拳剛掌でもう20万ぐらい負けてるよな・・。

そんな鬱憤を晴らす、緑カットイン。




・・ドル箱に財布を戻す。

隣の人も自分の台に集中する。

キリン柄で台の調子は最高だと思ったんだが、その後何もなし。

やはり複合しないと勝てない。

また一つ勉強になった。

シンは俺の勝てる相手ではなかった・・と・・・・。


気づけば残り千円。

最後に望を託して、ハンドルを回す。

一般人なら引けない・・が、俺はハードボイルド。

上皿が無くなる寸前に、ステップアップ予告。

          1

          2

          3

          4

          5

          6

最終段階の北斗百列カットインまで到着。

信頼度50%。

これが、ラストチャンス。

対戦相手はラオウ3D。

いつもなら諦めるが、今回は違う。

2分の1。

ハードボルドなら引ける。

怒りの緑カットイン!!

「吐き出せ」


吐き出せ


パチンコ玉全部。

それがハードボイルドだろ!!






画面では倒れるケンシロウ。

俺は静かに席を立った。

愛車のハーレーで家に戻る。

帰宅後真っ先に帰宅したことを告げる。

「ママー明日ハローワーク行くから電車代1万円頂戴!!」

明日リベンジだ。


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