MAX編集部での一番の思い出といえば、
とある日の午後三時ごろにノッチさんが、
「今日のおやつは糖質にする?脂質にする?」
と真顔で聞いてきたことである。
さて、前回の日記ではかなりの文字量を使って大五郎さんについて触れたので、
今回はDELTAさんいついて触れようと思う。
DELTAさんといえば、
溢れ出すリング愛によって我々を魅了してくれる稼働系演出派ライターであるが、
彼の日記を読んでいたら、
パチンコ日記のなんたるかを思い知らされたような気がした。
リングの魅力を伝えるのは俺しかいない。
リングの面白さを一番分かっているのは俺なんだ。
リングの面白さを分かっていない人は分かっていない。
初見の人からすれば傲慢にも思われそうな姿勢だが、
その圧倒的自信は見ていて気持ちよかった。
ここまで純粋にパチンコが好きな人間がいるのかと驚かされた。
しかし、もともとは俺も、
パチンコの面白さを読者に伝えたいという気持ちで日記を書いていた。
もうかなり昔のことのように感じるが、
初代北斗百裂が導入され、
まだまだ仮面ライダーMAXや、初代牙狼がホールに賑わせていたころ、
俺はMAXでライターとして日記を書き始めた。
海物語でいえば沖海2から新海アグネスの時代、
それから間もなく銭形平次が導入され、
DELTAさんが愛してやまないリング2もこの時期の導入だった。
その頃の俺は、どちらかといえばメジャーな機種よりも、
あまり日の目を見ないマイナー機種を日記で取り上げて、
それを読者に紹介するという姿勢で日記を書いていたと思う。