パチンコで勝つのは難しくなった。
よく聞くセリフだと思う。
しかしこのセリフ、不思議なもので10年前ぐらいからずっと言われていたような気がする。
あくまで俺個人の記憶なので曖昧な部分が多いのだが、
ちょうど等価店が増え始めたころに、勝つのが難しくなった、というセリフはよく聞いた。
勝つのが難しくなったというのは、回る台、期待値がプラスの台が見つかりにくくなったということ。
等価店が増えれば、回る台の数が減るのは当然の流れ。
そしてこの頃になると新台が出るスピードが加速していったように思う。
それもマイナーな台が乱発されるのではなく、一度に大量の入れ替えを必要とする海物語。
初代沖海、カリブ、大海スペシャル、地中海、
このあたりのスパンは短めだった記憶がある。
まあ、今と比べれば普通のペースなのだが、それまでの海はそこまで乱発されていなかった記憶がある。
といっても、この頃はまだまだパチンコ自体に元気があり、朝から賑わっているホールも多かったし、新台が出れば立ち見で空き台待ちが普通だった。
しかし、この頃から、玉を出してお客を集めるというより、
新台をたくさん入れてお客を集める店が増えたように思う。
地域最大設置!とか、新台を打つなら当店!みたいな言葉をよく聞いた。
それでも、まだまだ玉を出す方針の店はあったので、
そういう店を頼りにしつつ、等価店のイベントに参加したりしてれば、どうにかなった。
そしてこの頃から、等価で玉が増える機種を打つというやり方が増えたように思う。
今ではそのイメージは皆無かもだが、電サポ中の玉増えといえばSANKYOだった。
というか、どの台もある程度は増えた。けっこう増えた。
だからこの頃は、勝つのが厳しくなったといっても、以前に比べればというだけで、まだまだどうにかった。
家の隣のホールで打っていたのが、隣町まで出かける手間が増えたぐらいのものだった。