編集部日記第七十二話♪

【ハマリオのパチンコ日記】
「ガンツって面白いか」




俺が昨年、とあるパチ屋で知り合った一人の老人がいる。


出会った場所は、バラエティーコーナーの隅の方にある羽根物コーナー。


この店はパチンコに関しては基本ボッタで、デジパチで打てる台はなかったのだが、


この羽根物だけは扱いがマシで、しかも放置されていた。


だから俺も朝から一日打つのではなく、空き時間などに2・3時間打ってお終いにして、


他の店で打つ台がない時に保険として使っていた。





まあその話はいいとして、ここで知り合った老人だが、


あまりにも頻繁に顔を合わせるので挨拶しておこうと思い話しかけたところから、頻繁に話すようになった。


ちなみに老人が打っていた台はマジカペで、俺が打っていた台はポチ、


この老人は、マジカペ以外は一切打たず、俺も老人のマジカペを打つことはなかった。




この老人が現れるのはだいたい夕方、


競馬新聞を片手にやってくる。


というのもこの店の近くには競馬場があるので、


そこで一勝負したあとの夜の時間にマジカペを打ちに来ているというわけ。




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で、この老人は毎回ではなかったがマジカペでそこそこ出していたので、


羽根物がそうとう好きなのだろうと思っていた。


しかし話しているうちに、意外なことに気付かされた。


まず、この老人、


羽根物が好きというよりは、大きく負けるのが絶対に嫌らしく、それでマジカペを選択していたらしい。


そしてもうひとつ、


この老人は羽根物にけっこうなオカルトを持ち込んでいた。





もちろん、どんな考えで打とうが本人の自由なのだし、


羽根物にオカルトを持ち込む人は昔からいるのだが、


この老人は普通程度に止め打ちしていた人だったので、これは結構驚かされた。





どういうオカルトか分かりやすくと言うと、


ある時間帯になると出る、出始める、というタイプのオカルト。


で、ダメな日は出ないと。


ちなみに俺が見る限り、釘は常に据え置きであった。





で、この老人が話していて俺が思ったのは、


パチンコの楽しみ方というか、見えているものというのは、


人によって違うという当たり前の事である。


俺はてっきりこの老人は、マジカペの玉の動きや、自力継続のドキドキ感が好きなのかと思っていたが、


それ以上に、それとは別のところで楽しんでいたようである。





考えてみればデジパチの機種にしたって、演出の好みはあるし、


人が面白いと言うモノが、自分も面白いと思うとは限らない。


逆に人がつまらないというモノでも、自分は面白かったりすることもある。


その原因はもちろん個人の好みもあるが、


それ以上に見えているものや、考え方が違うからなのだと思う。


まあ、そのおかげでパチンコホールには色んな台が溢れかえっているわけである。





ちなみにこの老人とは、これ以上仲良くなったら一緒に競馬場へ行こうという仲にまで発展しかけたが、


その前に羽根物が撤去されてしまい、俺がその店に行かなくなったことにより疎遠になった。





では稼働へ。




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