今年の秋、
かなりの話題性を持って登場した天下一閃
いわゆる一発台であり、
少しでも数字が変われば期待値が跳ね上がるタイプの台である。
そしてアナログな要素が強く、
役物によって大当たり確率が異なるので、
この手の機種は調整ミスを狙って美味しい思いをしたくなるところであるが、
俺は見送ってしまった。
天下一閃を見送った言い訳。
その1、
関東への導入が最後だった。
すでに名古屋の直営店や西日本で、かなりの玉が出てしまうケースがあったのを聞いていたので、
関東に導入される頃には、そういう店側のミスもだいぶ無くなっているのではないかと予想していた。
その2、
打てる台を見分けにくい。
この手の機種は飛び込みに関する釘調整よりも、大当たりに関わる役物が大事。
羽根物でいえば、釘が良くても役物が悪くて当たらないトキオのように、
役物が悪すぎて当たらないのが最悪。
それでも羽根物の場合、
役物に入る玉数がそれなりにあるので、
ある程度打てば、その玉の動きを見て、打てる台か否かの判断が可能。
ところが天下一閃のような台は、
そもそも役物に入る玉の数がかなり少ないので、
玉の動きを見て判断するのに時間とお金がかかりがちである。
そのため、期待値マイナスの台、
勝てない台を打ってしまう事が避けにくい。
これが羽根物だったら、
1万円も打てばある程度の判断はつくし、
ある程度は釘を見て選んだのなら、
期待値ドマイナスの台を打ってしまう事は避けられる。
しかし、天下一閃の場合、
千円で1個でも飛び込めば優秀な方であるし、
そのうちの3分の1しか役物に届かないことになるので
1万円使って3個ぐらいの玉しか判断材料が無いことになる。
もちろん飛び込みにもムラはあるので、
1万円使って1個も役物に届かないことも珍しくはない。
そしてさらに、役物内の玉の動きにもムラがある。
仮に優秀台でも毎回のように良い動きを見せるわけではない。
仮にこれが餃子のように、
大当たりを司る部分がデジタルだったら判断しやすくて楽だったのだが、
天下一閃のような台は、
初めの方が良い感じに思えたので付き合ったら、
それはたまたまで実はそうでもなく、
5万投資してやっぱこの台無理かも!?みたいな事に陥りやすいと思う。
そして台を探すにしても、
そもそもその店に優秀台があるのかどうか、それすらも分からないのだから、
かなり効率の悪い立ち回りになってしまう恐れがある。