ハマリオ日記第五十六話♪

【ハマリオのパチンコ日記】
クンニョスヘブン




今、世界を騒がせているパナマ文書。


世が世なら王族の身で、


小さい島のひとつふたつなら、気まぐれで買えるほど資産を持っているハズだった俺としても、


強い興味を持って行方を見守っている。




(小さい島のひとつふたつって、パチンコの海の島とかではないよ)




俺が書ける範囲で書いてしまうと、


そもそもハマリオ一族が没落したのは、今から150年前。


そのころのハマリオ一族は、アジアとヨーロッパの境目にあった小国の王族であったという。




その国は某連邦国家の枠組みの中にあり、


自国の収益の一部を、税として本国に納めることで統治を認められていた。


そして、国の主な産業としては、




シシトウの栽培と、合法的な賭博であったという。




この国で行われていた賭博の種類は複数あり、


そのいずれもが、あまりにも中毒性の高いものであったため、のちのちの世では厳しく禁止され、


現代では失われた文化となってしまった。




それゆえ正確な実態はつかめないものの、


残された資料によると、




緑のフィールドでひたすら積み木をするものと、


銀色の玉を弾いて狙った穴に入れるもの


この2種類がもっとも盛んで、


これを現代にある種目で無理やり例えると、




麻雀パチンコに近いものであったと言われている、




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そして150年前、


当時の一族の長であったカクーヘン・ハーマリオは、自身もたいへんな博打好きで、


自身の博打での負債を補てんするために、本国に納めるべき税の一部をチョロまかしていたという。





もちろん側近の者はそれを強く諫めたが、


カクーヘン・ハーマリオは全く聞く耳を持たず、




「大丈夫、そろそろ当たるから!

それで全てが解決するから!」



と言い続けていたらしい。




しかし、そうこうしているうちに本国から査察が。


本来ならば、ここでしっかり対応すれば、まだギリギリどうにかなったらしいのだが、


頭が悪すぎるカクーヘン・ハーマリオは、




『え!?いま確変中だから、ちょっと待って!!』


と言ってハンドルを離さなかったらしい。




さらには、本国で裁判にかけられる前夜、


側近たちと口裏を合わせるべきだったのに、積み木に夢中で、




『いまデカい手を張りそうだから、ちょっと待って!!





あっ、それポン!!』




と言って、何も対策をたてなかったという。




そんなんだから当然のように本国から王位を剥奪され、


あまりにも賭博が盛んすぎるために国自体も解体されてしまった。




(死んでしまえ、俺の先祖)




それ以降のハマリオ一族の没落は半端でなく、


世界中に散り散りになり、世界中を転々とし、最終的には日本パチ屋に流れ着き、


歴史の表舞台から消えて久しい。








はい、妄想劇場おしまい。





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