ポン日記第九話♪

【ポンのパチンコ日記】
第9話 東郷平八郎





MAX読者のみなさま、また読んでいただいてありがとうございます。


どうも、人呼んで「ルックス以外はイケメンな男」こと、ポンです。


一見、何だか矛盾しているように見えますが、


言い換えれば「心のイケメン」とでも言いましょうか。


自分で言うのもおこがましいですが、まあそういう事です。





でも、世間様に人気があるのは、勿論「見た目のイケメン」である。


例え中身で勝っていようと、見た目で負けてしまう。


別にモテたい訳ではないのだが、


「見た目のイケメン」に対する劣等感みたいなものを持っている事を否定できない。


そんなちょっと卑屈になってしまった男の稼働をご覧いただこう。




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――8月某日


私は休みだが、チロちゃんは仕事。


今日はそんな日。


こんな日は、暗黙の了解でチロちゃんを職場に送迎する事になっている。




チロ「ありがとう。じゃあ仕事終わったら迎えに来てな」


ポン「うん、わかった。仕事頑張ってね!」




そう言ったあと、事務所に入っていくチロちゃんの後ろ姿を見届け、


私は一人でマイカーを発進させる。


ここから数時間後に同じ場所に戻って来るまでの間、私は一人で時間を持て余していた。


――うーん、今日は何も用事が無い。


どうしようかな?





ここで、ふとチロちゃんの職場の近所にある、とあるホールが目に入る。


ここは私が小学生の時から存在する老舗のホール。


客足は寂しく、恐らく新台入替をする体力も無いのだろう。


それが今では功を奏してか、レア台の宝庫になっている。


少し前に来た時にはMAX機も残っていたくらいの、警察にも見放された(?)過疎店舗。


どれどれ、今はどんなラインナップになっているのかな?


興味本位で立ち寄ってみた。



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