ピロ隊長日記第八十話♪



ーーーー前回のあらすじーーーー


母親と超絶仲が悪かったピロ少年(当時14歳・童貞)は


ロックスターになる夢を抱いて家を出た!


目的地は約700Km離れた叔母の家がある高知県!!


果たしてピロ少年は


無事に高知県に到着する事が出来るのであろうか??


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キーコキーコキーコ…





知らなかった…





エレキギターがこんなに重い物だなんて…





キーコキーコキーコ…





時刻は深夜4時…


夏といえどまだ暗い…


ピロ少年は駅に向かい


購入したばかりのギターが入ったソフトケースを背負いながら


必死に自転車をこいでいた……




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「おっ!アレは…」





キキー。


眼前の暗闇にボンヤリ光る自動販売機を発見したピロ少年は自転車を静かに止めた。





そう!タバコを買うためだ!





もちろん未成年なので、タバコなんか吸っちゃならん事は百も承知であるのだが、


この時は大人への憧れと


家出をした興奮でテンションが上がりきっていたのである。





キョロキョロ…


周りに人がいないことを確認し


小銭を入れ適当にボタンをプッシュ!





ガコン…


急いで出てきたタバコを回収し逃げるようにして自転車でダッシュ!






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