酒に溺れた末に家庭を失った人間…
犯罪を犯し塀の中に入っていた人間…
ギャンブルにハマり借金まみれになった人間…
ホールでウンコ漏らした人間…
店を営む上で、
色んな種類の人間を見て接してきたママちゃんは
俺にそんな人生を歩んで欲しくない。
『ピロには真っ当に生きて欲しい…』
そんな風にママちゃんはずっと願ってくれていた。
人の心の中に巣くった暗闇は、
人間の心の豊かさを蝕んで、
美しい物も歪んで見せる。
「桜に比べどうせ俺になんて…」とか
「桜なんてすぐ華が散って汚くなる…」とか
マイナスの事しか考えられなくなる。
上手く伝えられないが
ママちゃんが言いたかったのはきっとそうゆう事なんだろう…
ママちゃん自身も店の景気が悪くなり
借金をして店をたたむ事になったんだけど
周りには笑顔で努めて明るく振る舞っていたっけな…
正直、ピロ隊長にも暗黒の時代が無かった訳ではない…
しかし今では…
ママちゃんが言っていた真っ当な人間とは少し違うかもしれんが
隊長も家族を持ち、
仕事もして、
MAXライターという生き甲斐にも出会えたのだ!!
今、隊長はとても幸せだ!!
※編注)お疲れ様です