※編注)前期最終話をお読みでない方は、ぜひ先にそちらからお読みください。
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・ここは・・・どこだ?
ここは一体・・・
なぜ私はここにいる?
わからない・・・
・・・?!
・・・・・!!!?
・・・だ、誰だ!!?
パチッ
ん・・・
夢か・・・
私はごく平凡な会社員
とりわけ特殊な経歴はない、
どこにでもいるふつうの男
生まれてこの方、地味ながら平穏に生きてきた
そんな私だったが・・・
実は一カ月半前のこと
私は、とある施設の中で意識を失ったらしい。
気がついたのは病院のベッドの上
幸いにも身体に異常はなかった
しかし
記憶の方に少し異常があった
医師からは“断片的記憶障害”と診断された
記憶のすべてではなく、
断片的に記憶が無くなるというものであり
私生活への影響が懸念されたが・・・
自分の名前・知り合い・仕事のことなど
大事な記憶は残っていたので良かった
無くなっていたのは・・・
休日などの記憶
いわゆる趣味の部分だ
休みの日や仕事終わりのちょっとした時間の記憶がすっぽり抜けていた